ライン引き | チビといっしょ生活

チビといっしょ生活

妄想癖あり42歳主婦が垂れ流す育児の記録。極めて低めのクオリティでお送りしてます。

最近ちょっと考えるんです。

「ライン引き」の難しさの事。



この前、外出先から帰ってきて車から荷物を下ろし、

チビをチャイルドシートから下ろそうとしたんですよ。

で、ここで軽く抵抗されまして。

チビは私の手を振り払い、顔を背け、降りない意思をアピール。


困る。

気持ちは解るが、こっちも大人の事情があるわけで、

どうしてもチビに付き合いきれない場合もあるわけ。



ああ、また始まるのか、グズリとの戦いが…(ゴクリ)



と、心の中でため息つきながら、自宅へ強制送還を試みた訳なんですが、

もうね、荒れた。

案の定、すさまじい荒っぷり。


チビはギャンギャンギャンギャン怒りにまかせて泣き喚きながら、

私が無理やり脱がせた靴を投げつけ、その辺にあるオモチャにまで八つ当たり。



警告1回目として「やめなさい」の言葉と共にチビの手をひっぱたく。



チビの顔色に反省の色、見られず。

むしろ応戦しそうな勢いで、まだ荷物の入ってるエコバックをぶん回す。



警告2回目として「やめなさい」の言葉と共にチビの手をひっぱたく。



顔色に反省の色、見(以下略)

今度は私のカバンを放り投げ、自分の靴をキッチンのシンクへスローイン。



警告3回目として「やめなさい」の声と共にチビの手を(以下略)



溢れてくる怒りエネルギーを何とか押えこみ、

チビの手によってシンクに放り込まれた靴を、

「いらないんだったら捨てるし!」のセリフと同時に、

ユトさんゴミ箱へ力任せにオーバースローで叩き入れた。


それを目の当たりにしたチビ、涙と鼻水でグチャグチャのまま、

怒りにまかせキッチンのゴミ箱を張り倒す。刹那。



プチッ…(小さなオジイサンがユトさんの脳内で何かしらのスイッチオン)




「いい加減にしなさいっつってんでしょーがっ!!!!」

とドスを効かせ叫ぶと同時にユトさん、とうとうチビの頭を引っぱたいてました。


そばにあった十勝バターレーズンスティックで。



パス○さんゴメンナサイ(そこじゃない)



もうね、衝動を抑えられませんでした。

私のわずかな理性、柔らかいパンを掴む事で精一杯だった。

引っぱたくのを抑えるまでに至らなかった。


母親経験値の不足ゆえに、ですかね?

それとも性格的な未熟さゆえに、ですかね?


極力叩かないように、と、今まで心がけてたんですがね、

どうにもこうにも抑え切れなかったんですよ。

自分、ガッデム。



私に初めて叩かれた(パンでだけど)チビがハッとしました。(ように見えた)

そしてそれを見た瞬間、私もハッとしました。


あーあー。

大人げないよなー私。

こんな1歳児相手にムキになってさ。


オマケに卑怯だよなー私。

子供は親しか拠り所ないのを知ってるはずなのにさ。


グルグル頭の中で思いを巡らせてる間、

二人の間に何だか気まずい空気がしばらく漂ってたんですが、

最終的にチビが遠慮がちにジリジリと距離を縮めながら、

私に抱っこを要求してきたので、

気持ちを切り替えて仲直りしたんですけどね。


何この嫌なモヤモヤ。

「今回は仕方なかった」という思いと、

「もう終わったこと」という思いと、

「こんなこともあるさ」という思いと、

「叩いてゴメン」という思いが複雑に絡み合った嫌なモヤモヤ。

ああ、「罪悪感」が7割を占める「後悔」。


私の考えなんですが、言葉が通じない小さいうちは、

ある程度…節度のある範囲で叩くことも必要だ、と考えてます。

ただし、最後の切り札として、です。

念を押しますが、あくまで私の考え方です。


なので、何があっても子供は叩いちゃダメ!という考えの人からすれば、

今回の件は「虐待」のククリになるのかもしれないですね。(パンだけど)



ライン引きがね、難しいな、って思うんですよ。いろんな面で。

「叱る」と「怒る」のラインとか、「虐待」と「しつけ」のラインとか。


たまにチャイルドシートに乗りたがらなかったりした時なんて、

私は万が一の事故が怖いので何が何でもチャイルドシートに乗せるんですが、

こんなに嫌がって泣いてるのに無理矢理乗せるなんて、

もしかして可哀相なのかもね、なんて考えてしまうと、

見る人が見ればこれも虐待ってとらえられちゃったりするのかな…なんて脳裏を掠める。


さっきの「切り札」だってしかり。

ホントに切り札だった?

まだ手持ちのカード、あったんじゃないの?

って、未だに自問自答する自分も居たりする。


自分はこうして育てていこう、人としてこれだけは教えよう、と、

胸の奥に1本の筋があるけれど、たまにね、グラつくんですよ。

大きくグラついたりするんですよ。

私、もしかして間違えてる?って。



ま、そもそも育児に間違いとか正解とか見出すこと自体、

簡単な話じゃないのかもしれないんだけどもね。


人一人まっとうに育つようにサポートしていくって、

人生始まって以来の難しいミッションなんじゃ…(ごくり)

なんて思ったりする今日この頃。


日々、精進だなぁ…(苦笑い)