秋田市の除雪 | 技術士の四方山話

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技術士(建設部門:道路)として、業務、資格関連等について、ちょっとしたネタを提供するブログです。

とにかく路面の状況が酷い。まるでラリーです。

市長の逆ギレ会見もあり、市民から市役所への連日の苦情など、秋田市は殺伐とした雰囲気です。

ところで、秋田市の除雪計画なるものをホームページで見ましたが、文字ばかりで非常にわかりにくい。

除雪ランクなるものを道路の幅員等を根拠に設定しているが、じゃあそれどこなのと。ハザードマップのように、各地域毎(例えば北部、南部とか)に路線を着色し、堆雪場所を示す等の資料は最低限必要でないでしょうか。それを除雪期の前に、地域の協議会や町内会に示して意見を吸い上げて修正し、ホームページ等に掲載すべきだと思うのですが。

なによりも、我々の一般交通はともかく、緊急自動車の通行ができません。この時期に災害や火災等が発生すると大変なことになると思います。それくらい酷い路面状況です。

夜間作業している除雪業者さんには頭が下がります。しかし、事前計画の甘さというか、これまでの教訓を生かし切れていない行政に腹が立ちます(`Δ´)。個人的に、雪は災害の一種だと考えております。

若者は、こんな市あるいは県に、定住しようなんて思うでしょうか。他県からの来訪者もこのようなところでは生活できないと思う人がほとんどではないでしょうか。これじゃあ、人はどんどん離れていきますよ。

たぶん今年度の除雪費用も30億円近くまで膨らむでしょう(歩車道の融雪もあるので、もっと嵩むかも)。雪はほとんど再利用できない(一部では冷温貯蔵庫の冷却材として使用しているが、これほどの量はいらんでしょう)ので、税金を捨てているようなもの。まあ、車が多いので除雪しろ~問題が発生するわけで、そろそろLRTなどの公共交通機関の充実について真剣に議論する必要があるのではないでしょうか。