帰省を兼ねて

夏季休暇はお盆をずらして取り、帰省ついでに四国を一周するツーリングを計画していました。

3泊4日のスケジューリングでしたが、タイトルにある通り結論としては天候不順で2日目以降の宿はキャンセルして中止です・・・。

1日目のルート案です。

ちなみに2日は四万十川の沈下橋を見ながら足摺岬(南端)を経由して宇和島市に向かい、3日目に佐田岬(西端)から一気に内陸に入って水晶淵とにこ淵、4日目に天空のコーナー(大永山ヘアピン)と落合峠を通って帰るつもりでした。

1日目の実走ログです。(ルートラボへのリンク、2019年度末まで。)

一目瞭然ですが、途中から計画を破棄して宿に向かいました。

午前中が勝負

出発前から、1日目午後から2日目午前はどうやっても雨を避けられないのは分かっていました。
午前中の滝巡りの後、雨雲レーダーを見ながら臨機応変(出たとこ勝負とも言う)に走るつもりではいました。
実際、高知市周辺が夕方に雨を避けられない予報だったで、それを嫌って早めに宿に着こうとしたのはあります。
しかし、正直に言うと心折られて「もういいや」状態でした。
湿度がMAXで汗が全く蒸発せず、汗拭きのタオルは絞れるくらい。(てか、実際に絞ってた。)
滝巡りも生憎の天気で楽しめず、「あぁ、こりゃ室戸岬行っても景色ダメダメだろうなぁ・・・。」と随分と投げやりな気分になっていたと思います。
トドメは、高知に向かう道中、トンネルをくぐる度に雨が土砂降りになっていったことでしょうねぇ。

大釜の滝

特筆すべきは、北からのアプローチの国道193号線!
「国道ですよね?」と言いたくなる、大穴の開いた舗装!!
洗い越しもかくやという、随所で川と化した路面!!!
危険すぎて、追いつかれた後続の四輪車に道を譲るという屈辱を味わいました・・・。
最初、google先生は現地よりも北の下り坂ヘアピンで到着したと言うので、滝の場所の確認に苦労しました。
実際は立派な看板とベンチがあります。
しかし、山の中で駐車場はありません。
仕方がないので、南にあるトンネルの手前の路肩にバイクを止めました。
こんな道なのに、大型トラックが結構通ります。
ベンチの所から。
右に見えていますように、少し上流に下に降りる階段があります。
階段の途中からパチリ。
結構な水量です。
階段を降り切った後、岩場を進めばもう少し滝壺に近づけそうです。
しかし本日は雨で岩が濡れており、足を滑らせたら危険なのでこれ以上進みませんでした。
(岩場も傾斜があり、晴れていても近づくのはそれなりに危険です。)

大轟の滝

滝のポイントの北側に遊歩道の看板があり、「遊歩道を進んだら観瀑台があるパターンか?」とバイクを降りて進んでみましたが、見事に騙されました。
奥の方に、(大轟の滝ではない)小さな滝っぽいものはありました。
傾斜が強く、ここよりも下に降りたら濡れた岩は滑って登れない可能性があるため、無念の撤退です。
実際の大轟の滝ですが、さらに南に進んだヘアピンカーブから眺めることができるだけでした。
ヘアピンカーブの所に、未舗装ですが駐車場があります。
で、四国の見どころというと美しい川の水の色だと思うのですが、ご覧の通りの濁流です。orz
「つまんねぇな・・・。」と継続するテンションが失われた瞬間でした。

コース変更

この時点では、雨は小雨程度で降ったりやんだりで、レインウェアも着ていませんでした。
しかしやる気が無くなったことと、雨雲レーダーを確認して室戸岬を周っていたら確実に雨の中宿に到着しそうだったため、高知付近は15時までなら雨が降らなさそうだと宿に直行することにしました。
が、向かう道中はトンネルを抜ける度に雨脚が強くなり、褒められたことではないですが歩道用(?)の路肩があるトンネルを選んで停車してレインウェアを着込みました。
(幸い交通量は少なく、他車の迷惑にはなりませんでした。)

苦渋の中止判断

山を抜けると雨雲レーダーで確認した通り雨はやみ、宿への到着時にはレインウェアはほぼ乾いていたので荷物の搬入は助かりました。
そしてyahooと日本気象協会と部屋のTVで天気予報を確認した結果、どれも内容が違う
地方テレビ局の予報が(地域密着という意味で)一番信用できるかな、とその雨予報を信じて2日目と3日目の宿のキャンセルを行いました。
今日のルートで心折られていなかったら、もっと攻めた選択もしたんでしょうが・・・。
(結果論ですが、日本気象協会の楽観的な降らない予報が正解でした。)
その後は近くにあった西村商店というお店へ夕食に。
リーズナブルなお値段ですが、なかなかいいお味でした。
なお、高知と言えば鰹のタタキですが、前回の四国ツーリングで有名店に行ったら「ウチは予約ないと無理ですよ」って鼻で笑われたんで敬遠ですね。
別にそんなに美味いモノでもなし。