いやいや…
うそやないかいな〜


と思われてもしょうがない話ですが
聞いちゃってください
ガン家族が亡くなる当日の朝のおはなし
一晩寝ずの番をしまして
さすがのわたくしも…
不眠不休&栄養不足が続いてまして
腹が減っては戦はできぬ
と
朝ごはんをコンビニに買いに行き
病室に戻り
あたかも…今来ました〜

フリして
「お〜い
今来たよ〜調子はどげんね〜
いっしょにおにぎり食べようや〜
」
と耳元で言ってみますと〜
意識もうろう中の
ガン家族が
目をかっぴらいて

満面の笑み


を
浮かべ おまけに
「お〜〇〇きてくれたんか〜
ありがとね


食べんしゃい
食べんしゃい
」
右手で

の合図まで

ひっさびさに見ましたね〜
数ヶ月ぶりのビッグスマ〜イル


いや〜今日は大丈夫そうやね
笑顔も声も出て
頭もち〜としっかりしとるね〜
今日も頑張って付き人業務

と思っておりましたが…
15分後にベッドの横に行き
「ほれほれ〜おにぎりより🍙〜
たべり〜
」と
おにぎり片手に話しかけた時には
もう昏睡状態でして

そして4時間後に逝ってしまったのですが…
いや〜

最後の笑顔




あの
満面の笑み



独り占め〜
させて頂きました


その時…
なんでわたしゃ
携帯握ってなかったんやろか…と後悔

昏睡状態になり
家族が集まった時に
その話をすると…
まっじ〜
見たかった〜

お前…嘘つきよろ〜

よか〜お前だけ

な〜んて色々と言われましたが〜


見たもの勝ちじゃ


な〜んて病室で自慢を
しておりました
最後にもう一度だけ皆んなの前で笑って〜
と心の中で願いましたが…
願い叶わず…
亡くなってすぐは
本当に悲しかったです…
しかし
家族が最後のパワーを振り絞って見せて
くれた笑顔があったおかげで
グズグズ…ぴ〜ぴ〜

いつまでも泣かなくて済みましたね〜
しっかし…
あの笑顔…
一生忘れる事は〜
無いですね


あ〜携帯持っときゃよかったです
