私の車椅子生活も大分慣れてきました
以前書いた「車椅子の目線」を読みかえしてみました。
「すごく弱気になってる。しかも臆病」と思っちゃいました
あの時は車椅子デビューの頃。
今だから書くことができるけど、私のデビューは手痛かった・・・
電動車椅子がうちに来て、これで自分の身体を移動させることができる、と大喜び
嬉しくて風を切ってノリノリで走って行き、信号待ち。そこにおばちゃん軍団が4人ほどいた。
怪訝な顔をして、私の方を見ながら、
「そこまでして外に出てくるんだ、ねぇ」(ねぇ、と他の人に目配せをする)
ビックリした。
悲しくなって川の方へ移動して、気分転換していたら、おばあちゃんが話しかけてきた。
「昔と違って今はいいねぇ。そんなんで出てきてもいいんだから」
ダメ押しだった。かなり凹んだ。そんなんでって何?
今になると、よくまぁ、こんな事が重なったもんだと思う。
こんな初日をむかえてしまったので、人に対してビクビクしてしまったのだ。
読み返して、そんなこともあったなぁ。と、心から思える。
だって、外は気持ちイイし楽しい。人と話すのも楽しい。
こんな事でビクビクする必要なんてない。スルーだ。
電動車椅子で行動していると、今までより何倍も人の優しさに触れることが増えた
気遣ってもらえて、嬉しい。そういう喜びが頻繁にある
前に会った小学生くらいの男の子なんて、さり気ない優しさを見せてくれたりして、カッコイイのだ!
コップに水を入れようと思っていたら、コップを渡して、って手で合図して入れてくれて、更に「あっちにいるから」って走っていった
こんな男の子と将来結婚したら、幸せになるぞー
怖がらずに、電動車椅子で行動し続けて良かった。
堂々と電動車椅子で走った。
目立ったって構わない。
大丈夫。私はやれる。
今の私のささやかな自信