西日本チャレンジレースレポート | ツールドフランスへの道

ツールドフランスへの道

奈良のEURO-WORKS RACINGで、2011年ロードレースの実業団登録した今井雄輝が2012年にE1クラスで優勝に向けて頑張ってる姿を彼女のぷぅ目線よりお送りします。私は大好きなフランスにツールドフランスで連れてってもらう為に応援してます☆スポンサーは常に募集中☆

2011.3.13に実業団登録して、初のレースでした
E3ではなく、誰でも出れるレースだったようです
いきなりかなり長文なので悪しからず注意

チューリップ黄チューリップ赤チューリップ紫チューリップピンクチューリップオレンジチューリップ黄チューリップ赤チューリップ紫チューリップピンクチューリップオレンジ

日頃から私のレースレポートを楽しみにしていただいて
ありがとうございます。自分の走りやメンタルを見つめ直し
次回のレースにつなげるために書き始めたレースレポートで
すが、
こんなに喜んでいただけるとは思いませんでした。
ちょっとまじめに書きます(笑。
展開は着色無しで、そして自分の本音で書き、
磨いてきたものをぶつけ合うレースの楽しさと臨場感、ワクワ
ク感が
伝わればいいなと思います。

では早速ですが下記に西日本チャレンジ( in 広島) でのレ
ースレポートを掲載します。

大会名:西日本チャレンジロードレース(第16回)

コース:PCを前にして、ルートラボサイトで ”西日本チャ
レンジ”と
検索してください。コース情報が表示されます。
コース断面の気になる部分をドラッグすると、そのドラ
ッグ間の情報を得ることが出来ます。
また、気になる部分にカーソルを合わせても情報を得ることが
出来ます。

参加カテゴリー:A-E(実業団登録者 エリート部門)
1周12.3km×5周

使用車輌:EPS+DURA+BORA TWO(tire:extreme jet -
panaracer)

レポート:
むちゃんこ最高な天気に恵まれた3月13日の西日本チャレンシ
゛ロードレース。
震災に対する配慮から中断されるイベントも多い中、冬の間
に坦々と積み上げてきた
選手の努力を組む形で開催していただきました。
本当に感謝すると共に、各レースの始めは黙祷から入る厳粛な
空気の中
スケジュールは進んでいきました。
この大会に参加する想いは勿論人それぞれですが、自分はと言
うと
本当に噴火した火山のようで、本当に本当に楽しみな気持ちを
抑えることが出来ず、
前の日は眠れず、自転車に”頼むぜ相棒”と声をかけ夜を過ご
しました。
だってシーズンオフの12月頭から、この大会を考えてずっと
練習していたんですもん。
社会は沢山の不幸はありましたが、完全に集中と興奮の中にい
ました。

アップは十分。11時前からスターティンググリッドに
並び、俺が一番かと思いきや
宇都宮ブリッツェンの辻選手が一番に並んでいてビックリ

強者は遅れてくると言いますが、速い奴は並ぶのも早いのか。
勉強になります。
そうこうする内に11時35分のスタートの時間がやってきました

参加メンバーの一部を紹介すると、プロ最強チームのSHIMANO
 RACINGフルメンバー、
お馴染み関西最強チームのMATRIXフルメンバー、MASSA FOCUS
、プロ養成名門の鹿屋体育大学、
環太平洋大学、有名実業団は沖縄210kmでも上位に入るクラフ
゛シルベスト、CIELVO NARA PRO CYCLING、
SAKATANI、ラバネロってか鹿児島から栃木まで有名クラブ
チーム勢揃い。おっとサラリーマン最強と
言われるシマノドリンキングの白石真悟選手もいます(去
年はこの猛者が集まる中4位の方です) 。
解りますかこの重圧感♪でも多分、速くても遅くても、やるこ
とをやってきてこの大会に臨んでいる
人にはこの重圧はさほど問題にはならず、気持ちのいい空気で
す。95名がスターティンググリッドに並びました。

さて、レーススタートです。このコースにはスタート~数kmの
序盤に一つの特徴があります。
と言うのはマップ断面ではスタートから下りのように見えま
すが
実際は第2コーナーまで上りです。スタートエリアは幅広く、40
台が横に一列に並べるくらいです。
そして第2コーナーから先は車が2台並べる程度の幅に一気に狭
まり下りの高速ワインディング。
速度は50km/h。タイヤの横グリップはMAXまで使用し、1台
抜くことすら困難を極めます。
左から右への僅かな切り返し時間やライン取りによるバンク
角の最小化を武器に
トップはお構いなしにペダルを踏み倒し、下りで後ろを
千切りにかかります。
それ故に、スタート直後は後半を省みないスプリントが展開
されます。
1周目。3位で第2コーナーへ到達。いい位置で入れました。
昨年入れ替わったアスファルトの綺麗さもさることながら、BORA
に入れた
EXTREME JETの食いつきは素晴らしく軽快にワインディンク
゛をこなします。
そして、2.4km地点の上りで、王者SHIMANOが前に陣形を取り始めました。
各所に点在する大きな上り、小さな上りではペースアップ
が強いられ、
また坂の上では、少し後続を待つような動きも見られ、60人程
度をそのままに
体力が削られていきます。

2周目。20番~30番で通過します。SHIMANOがフルメンバーで
前を取り、
1周目とは比べ物にならないペースで下りに突っ込んでいき
ます。
といっても、やはり実業団有名どころばかりですので、
人数が減ることはありません。そして下りが終われば上り。
随所のアタックは熾烈を極めて行きます。全力で体を揺さぶり
それでも
50cm、1mと前との感覚が開いていき、何とか耐え頂上でスリッ
プに付くことの
繰り返しです。正直”殺される”と思いました。
そして12km地点から始まる勾配15%通称心臓破りの坂で
最強のアタックがかかります。積極的に前に出ることを努めて
いたため
いち早く反応できました。アタックをかけたのはプロではな
く実業団選手です。
第2カーブまでの約800m全力ダッシュに集団は長く伸び、4
位で3周目に
突入しました。しかし既に本気でボロボロです。監督が2
周で諦めてもいいから
全力で走って自分を試して来いと言ってくれたのが、
ここまでの健闘の支えでした。

3周目。過酷な状況に人数は20人強に絞られましたが、
SHIMANO陣形が完璧になったのか、ペースアップは
続きます。そして8.8km地点の3段坂で遂にTOP集団から
切れてしまいました。切れたのは4人。ラバネロの選手と
CIELVOの選手もいます。選択肢は2つあります。
頑張ったと言い聞かせて足を止める、または最後まで
ベストを尽くす。勿論答えは決まっています。
4人が出した答えも一緒です。それから展開は一変し、
今まで一緒に走ったことが無いとは思えないような完璧な連携

ローテーションが繰り返され、今のベストの走りを披露しま
す。
ローテーション。一瞬楽になったような想像をされるかも知れ
ませんが
誤解の無いように言っておきたい。前に居るときも、後ろに居
るときも皆が皆
全力なんです。そして体重や得意不得意を皆で補い合って
全力でペースを上げていく様は、俺にとって瞬間的に発生す
る芸術の結晶です。

4周目。TOPとは1分差。4人のその芸術の結晶も、体力の限界付
近を彷徨う4人には長くは
続きませんでした。襲い来る疲労、チェーントラブルで2人
を喪失し
ラバネロ選手と二人での走行です。そしてレース途中ですが
俺は
このラバネロの選手に感動しました。というのは、この選手
、はっきり言って
力が弱いんです。交替に前を引きますが、引ける時間は短く、
スピードは落ち、
下りや上りが速いわけでもなく、でも下りでスリップが効か
ない位置にまで
離されても、絶対に切れないんです。”気持ちが半端無く強い
”。
このレースを走る人たちは、こんなにも強い心の動力源を持っ
ているのかと
感動しました。そしてそうこうするうちに、また難関の8.8km
地点で
MATRIXの一人が率いる10人強のパックに追いつかれてしまい
ました。
この中にいる皆もSTRONG HEARTの持ち主たちです。

ラストの5周目。TOPとは3分差。
芸術のローテが繰り返され、上りでは気持ちをぶつけるダン
シング。
この終盤にこの人数になって尚、弱い奴が排除される攻めの
走りが続きます。上りの後に待ち構える下りに、一瞬でも乗り
遅れた
瞬間、レースと気持ちの終了が確定します。
そして残った強者は6人。11.5km地点からポジション取り
が熾烈になります。
理想は12km地点で集団2位辺りにいること。しかし第2集団とい
っても
そこは100戦練磨の猛者達。一瞬の判断ミスで12km地点を集団1
位で立ち上がります。
そして残り150mで左と右から飛び出してきます。右の奴には半
車輪のリードを許し、
左の奴は押さえ込み、最後の50mで集中力を高め一気に・・・
と思った瞬間、
TOP集団から遅れてゴール直前に俺らの50m前を走っていた選
手が脚を緩め、追突しそうになり
踏めませんでした。集団3位のゴールでした。EUROのペー
ジにゴールスプリントの連写が載っています。

結果、16位でした。でも正直満足しています。
TOPとは約5分差でした。そして、95名中の全国のエリート選手
中、55位までしか
生き残れない過酷なレースでした。
(プロリーグP1選手を除けばほぼ最高位なんじゃないかな
?)
理由は冬の間の成果が本当に出せた試合だったからです。
冬の練習では、追い込みすぎて半分以上息を吸ったら肺が痛く
なることが何回もありました。
何回もハンガーノックで動けなくもなりました。何回も筋肉
痛で限界の体を引きずって山を登り続けました。
左足の爪が割れて、ペダリングの度に痛かったこともあ
りました。でも
心からこの大会を望んでいたし、きつくなる度に練習場所に顔
を見せてくれるチームメイトや
EUROに戻ったら暖かく迎えてくれる女将や監督に助けられて乗
り越えての結果でした。
この結果は、実業団初戦となる舞洲のE3優勝へと
繋げていきたいと思います。

「あいつが練習してるからちょっと覗きにいってやろう」とか
「腹減ってるか?食うか?」などのちょっとした気持ち、
全ては結果に繋がっています。そんな気持ちが溢れている
EURO-WORKSという環境に最高に感謝すると共に、
チームに対してちょっと厳し目の練習になるかもしれないけど
恩返ししていこうと思います。

以上