3月20日
気合いを入れてテキストを読んでますが、人間の集中力には限界があります。
息抜きが必要ですよね・・・、と同意を求めてみる。
せっかく息を抜くなら、思いっきり息を抜いてくれる人の事でも考えようかな。
「今日」に関わる人はたくさんいますが、Chu-tarouにとって、最も懐かしくて嬉しくなる人。
「今日の命日」
2004年3月20日没 ザ・ドリフターズのリーダー いかりや長介 享年72歳
ミュージシャン、コメディアン、俳優と時代の流れとともに肩書きが増えていきました。
1966年のビートルズ初来日の際には、ドリフターズが前座を務めたのは有名な話ですね。
当時人気だった先輩格のクレイジー・キャッツを差し置いての起用。その後のドリフターズ人気への第一歩だったわけです。
ドリフがミュージシャンだったという印象は無いんだけれど、『いい湯だな』『ズンドコ節』『誰かさんと誰かさん』などを聴き返すと、確かにミュージシャンだったね。氷川きよしがカバーするくらいだから。
『8時だヨ!全員集合』は毎週楽しみでしょうがなかったな。
長屋で暮らす家族コントでの母親役の長さんは、当時の母親像を象徴してました。4人の悪ガキに手を焼いてガミガミ怒りながらも、愛情を注いでいた。当時はカトちゃんや志村のギャグばかりに魅了されたけど、今となっては昭和時代の家族が明るくたくましく生きていた事を思い出させてくれます。
40年以上前に買ってもらった雑誌『小学1年生』
ドリフターズが登場するソノシートが付録に付いてきました。
ソノシート、今の若者は見た事ないだろうね。
柔らかくて薄くてペラペラのフィルムを利用したレコード代用品。レコードの価格が高かった時代に安価で音楽などを提供してくれるありたい存在でした。
ほとんど内容を忘れてちゃいましたが、ドリフのメンバーが言葉の使い方を教えてくれる学習ソノシート。
先生役の長さんと4人の生徒たち。
今でも部分的に覚えています。
長さん 「雨が降る時にザーザーと言うけど、他には?」
高木ブー「雨がブーブー降っていま~す」
荒井注 「雨がチューチュー降ってるよっ!」
加藤茶 「雨がチャーチャー降ってるまんねん」
仲本工事「雨がコジョコジョ・・・」
長さん 「いい加減にしろ~」
加藤茶 「気をつけろ!きち○いゴリラだ!!」
長さん 「こら~!」
など、全員集合のコントのようなノリで、小学生にはたまらなかった!
これだけ覚えてるんだから何回も聞いたんだな、忘れてたけど。
このソノシート、実家にまだあるはず。いつか探してみようっと。
ビートたけし、明石家さんまを中心に『オレたちひょうきん族』が『全員集合』を追いやってから、長さんが俳優としていい味を出し始めました。すでにコントの中では様々な役を演じてきただけに、ドラマ・映画のような正統派のストーリーを演じるのは難しくなかったはず。
『踊る大捜査線』の和久平八郎役はまさに代表的な役でしたね。
長さんの自伝『だめだこりゃ』を読んで間もなかっただけに、長さんが「原発不明の頚部リンパ節ガン」で亡くなった時はショックだったなあ。ドリフ最後の日という印象だった。いまでもケーズデンキのCMで残りの4人が揃ってますが、長さんがいないから締りがないよね。
最後にこの動画
長さんがミュージシャンであることを改めて知ることができたCMです。
カッコ良いね。合掌
息抜きのつもりが気合いが入ってしまいました・・・。
さて、勉強再開しま~す