ほとんど誰にも注目されていない
(と、思われる)お店の、
ほとんど誰にも知られていない
(と、思われる)セラピストさん。
施術は至って健全に終始し、
怪しげな雰囲気ゼロ。
それでも私は、何か上手く表現できないような
魅力を感じ、再訪した。
初回同様、施術は健全に進み、
仰向けに。
紙ショーツを履いているので
当然本体には掠りもしない。
稲荷には何度か接触があるものの
性感を生むような刺激ではない。
しかし、私の予想に反して
紙ショーツの中ではぐいぐいと
茎に力が漲ってくるのを感じていた。
数日前に、「栗鼠」を服用したのを
思い出した。こんなに効果が持続するとは
驚きである。
あっという間に茎がはみ出してくるのを
自覚すると、ここぞとばかりにブンブンと
振り回して、ショーツの束縛を断ち切り、
自由を獲得する(笑)
タオル越しではあるが、セラピストさんは
私の局所的な変化に気付くと
一瞬怯んだような気配を感じた。
しかし、おそるおそる、という手つきで
鼠蹊部のキワ施術を継続する。
下腹部から茎の根元を指先で押え、
海綿体の硬さを確かめているかのようであった。
健全と思われていただけに
これだけでも十分感動的であるが、
そこからさらに、腕を胸のほうにまで伸ばして
指先がTKBを刺激してくるではないか。
これは期待に応えなくてはならない。
私は超絶的変態の本性を剥き出し(笑)
全身を快感にくねらせ、波打たせた。
セラピストさんは終始無言であったが、
施術を終えた時の紅潮した頬が
隠し切れない欲望を物語って
いるように見えた。
丁寧に磨いていけば輝く宝石の
原石を発掘したような、高揚した気分で
お店を後にした。