法政大が連敗脱出 | アマチュア野球をめぐる旅。

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東京六大学野球・第5週、法政大対明治大を観戦に神宮球場に足を運んだ。

昨年は優勝を争った両校ではあるが、今季は法政大が開幕から7連敗。前日の敗戦により5位以下が確定。
明治大は開幕5連勝で首位。同じく開幕5連勝の立教大と首位争い繰り広げ、対照的なシーズンを過ごしている。

昨年は明治大が春秋連覇を飾っているが、優勝決定試合は春秋ともに法政大戦という因縁が存在している。

「明治大が春秋連覇」(弊ブログ・13年10月29日付け記事)
http://ameblo.jp/go-baseball-studium/entry-11653191075.html



試合後に一礼する法政ナイン


法政大は鈴木貴也(4年・済美)、明治大はドラフト候補・山﨑福也(4年・日大三)を先発マウンドに送り出した。

鈴木は失策、四球で出塁を許すものの要所を抑え、連敗中のチームを立て直すような投球で序盤を切り抜けた。
3回裏、一死1・3塁から4番・糸原健斗(4年・開星)の打球を齊藤秀之(4年・北海学園札幌)が好捕する。
この打球が抜けていれば、連敗中の法政と連勝中の明治が相見える一戦は異なる展開になっていたと推測する。



ドラフト会議を控える明治大・山﨑福也


4回裏、鈴木は二死走者なしから連続四球で降板。交代した藤森祐太朗(1年・西武台千葉)も続けて四球で満塁。
3番・高山俊(3年・日大三)の初球に捕手後逸、法政バッテリーの自滅で明治大に先制点を許してしまう。

6回表、9番・中園洋輔(4年・いなべ総合)の大飛球を明治守備陣がお見合いして、遊内野安打で無死から出塁。
1番・蔵枡孝宏(3年・広陵)が犠打で送り、一死2塁と得点圏に走者を送る。
2番・水海翔太(1年・桐光学園)に代えて、前日まで4番打者を務めた畔上翔(3年・日大三)を代打に送る。

畔上は左越え適時二塁打を放ち、法政大は同点に追い付いた。
4番・齊藤の遊ゴロの間に勝ち越し、5番・伊藤諒介(4年・神港学園)の中前適時打で追加点を挙げ、リードする。



試合後のスコアボード


7回表、中園の中前適時打と畔上の二点適時二塁打で三点を加えて、法政大が6-1で明治大を下して今季初勝利。
鈴木、藤森の後を継投した玉熊(2年・北海)が4回1/3を無失点に抑えて、勝利に貢献したことも付け加えたい。

明治大は8回裏から宮﨑新、坂本誠志郎、石井元、海部大斗と履正社出身選手が4名が出場している。


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