今回Aちゃんは出てきません。

私?の話になります。

 

中学受験の話でもありません。

発達系?の話になります。

それ系の話が嫌いな方は

スルーでお願いしますね。

 

今回書こうと思ったのは24年中受終了組の

うーたんパパさんのブログ

4/11の「12月に言っていた脳の特性問題について#」

を読んだ事がキッカケです。

(勝手にはるのもなんなので、リンクはやめておきます)

 

ブログの中でお子さんがしてしまうミスから、

ディスレクシアかもという話題が出ていて、

ついたコメントを読んでいたら、

自分の子も同じミス有ります、、

という方がチラホラいらっしゃって、

でもディスレクシアについてはあまり反応が無いみたい?

ディスレクシアはあまり認識されていないのかな?と思いました。

 

先ず書いちゃいますが、

私自身ディスレクシア当事者になります。

 

そもそもディスレクシアってなによ?って話ですが、

簡単に書くと

・読み、書き、計算などに局所的問題を抱えている

・ただし全体的な学力の遅れは無い

・問題(困りごと)とトレードオフの関係で、別の能力に強みが有る(場合が多い?)

という認識でいます。

(より詳しく正確に知りたい方はネットで検索してみて下さい。)

 

私や私の周りにいるDXな人に見られる困り事は

・漢字が書けない

・英語が身につかない

・楽譜が読めない

・簡単な計算を間違える

・読み間違い、言い間違い、書き間違いが酷いなどなどなど

書き出すとキリがないので一先ずこの辺で、、

苦手というレベルでは無くてどれも酷いです。

(私や私の知り合いの話なので、もっと色々なタイプが有ると思います)

 

分かりやすくする為に自分を例にすると、

私は一昨年にWAISを受けていて、

結果は全検査IQが124でした。

(漢字書けないのに言語が130越え)

数値だけ見れば学習効率は低くないはず。

ですが実際は、漢字、英語、楽譜が壊滅状態のチンプンカンプンです。

数学と理科は高校受験時の偏差値で60台後半ほど有ったので、

英語&国語の爆弾を抱えながら、

なんとか偏差値60切るくらいの高校に滑り込みました。

ですがそこで心が折れて、そこから上の進学は諦めました。

そしてロックンロールハイスクールに転校(嘘ですよ)

(高校も英語が最後まで引っかかり、卒業式ギリギリのギリまで、

補習&追試で最後は先生の温情で卒業させて頂きました。)

 

このディスレクシア、日本では7%くらいの人が当てはまるらしです。

(パーセントは欧米の方が高いらしいです。

日本語はステルスディスレクシアを生みやすい言語なのかもしれないですね)

 

それと、発達障害を疑って知能検査を受ける場合ですが、

もし脳がディスレクシア型の場合には、

思考が深く慎重に物事を観察する特性から、

処理速度が非常に低く出る事があり、

正確に測れないかもという話も有る様です。

私も言語と処理速度に30以上の開きが有り、

担当してくださった心理士さんから、

受け答えを観察して、私の慎重さ具合から考えて、

処理速度の値は正確ではないかもしれないと言われました。

(通常サクサク流す作業をじっくり熟考、確認、再考をして

答えを決めていた等)

もしお子さんの検査をして凸凹が大きく出た場合には、

なにによって数値の開きが出たのかを深掘りしても良いかもしれないですね。

大事なのは数字よりも子供の特性の正確な把握と、より良い成長ですからね!

 

これまた簡単に書きますが、

ディスレクシアは脳が問題(故障)を抱えて、、という訳では無く

そもそも脳の作りの違いによるものらしいです。

なので、非常に出来ない事が有る代わりに、

非常に出来る事を持っていたりするらしいです。

ついてる機能が違うみたいな感じですかね。

(右脳型・左脳型の話の由縁らしいです)

 

このトレードオフの関係になっている事を知ってほしいというのが、

今これを書いている主な動機だったりします。

後でも書きますが、親御さんは本当に悲観しないで欲しいです!

 

今度は良い方の特徴を書いておきますね。

・空間把握能力 = M(の力と下記の本の中で呼んでいます)

・相互関係性把握能力 = I

・物語理解能力 = N

・シミュレーション能力 = D

これらが困り事の、コインの裏側に有るプラスの力。

それぞれしっかりと説明をしていると文字数が半端なくなるので、

(私の能力では正確に説明できそうにも有りません)

気になる方はそれぞれの能力を検索をしてみて下さい。

お子さんに当てはまっている特性の芽が有るかもしれません!

参考にさせて頂いたのは下記の書籍です。

+++

「ディスレクシアだから大丈夫!」

ブロック・L・アイディ 著

ファーネット・F・アイディ 著

藤堂 栄子 監訳

辻 佑子 訳

成田 あゆみ 訳

金子書房

+++

もしかして!と思っている方は読んでみてほしいです。

ちょっと高いですが、とても得るものがありました。

 

こちらでも自分を例にあげてみます。

 

現在私は広告のビジュアルイメージを作る創作的な仕事をしています。

この仕事には上記のディスレクシアの力が本当に役にたっていると感じます。

関わらせて頂いている仕事もチームも、正直自分の学歴や経歴から考えると、

混ざって良いの?居ていいの?という中に参加させて頂いていて、

いつも自分はシンデレラオジサンだな〜と思って働いています。

 

上記の仕事の他にも、会社経営と個人投資家の仕事をしています。

これらにも、ディスレクシアによってもたらされたと思う力が、

色々なところで助けてくれています。

大人になってさえしまえば、マイナス面はPCやAIが助けてくれます。

でも子供の時に気持ちが折れて腐ってしまっては、

なにもやる気が起きなくなるかもしれません。

 

正直10代の頃、自分はバランス悪い欠陥品だなーと思っていました。

(今も根っこは変わらないですが。)

それでも幸せに生きてます。

仕事とは別に趣味もいっぱい持ってます。

子育てが終わったら今度こそ大学生になりたいなーという密かな夢も持っていたり。

これもディスレクシアの横断的思考ゆえかな?と思います。

 

もしお子さんがディスレクシア的な問題を抱えていたとしても

決して悲観しないでください!

きっとトレードオフで手に入れた強みが隠れているはずです!

ディスレクシアは特性的に、シンプルで浅く狭い問題を苦手とします。

なので小さい頃に特に悩みを抱えやすいです。

(みんなが当たり前に出来る事が出来ないのが、恥ずかしいとか自分はダメだとか)

強みが出てくるのは成長してからです。

複雑な問題に相対してからが多いみたいです。

 

よく言われるのが詳細な事が理解再現出来ない分、

遠く離れた一見無関係な何か同士を繋いだり、

大局観・表面的な事を取り外した本質の理解や組み合わせなどの扱いに

適した脳の動きを持っている様です。

成長のチャンスをゆっくり待って、見守ってあげて欲しいです!

 

最後にもう少し紹介を

最近読んだのですが、

「しずえばあちゃんの回想録」というブログの

2021年12月21日の「ディスレクシア⑩:Iの強さ、相互関係性把握能力」

の中でリンクがはられていた、森岡毅さんと林修さんの対談動画

森岡さんご本人はどう思っているか分かりませんが、

ディスレクシアじゃないかなってすごく思いました。

(しずえばあちゃんの見立てに同意です!)

もし親の立場で子供がディスレクシアだったとしたら、

こういうふうに育ってくれたら良いなーと思いました。

 

以上

オジサンからのお願いでした。

 

おしまい