「じゅーく・じゅーく」 | 104snowのブログ

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先日、九九の話を書きました。

日本には、「九九があって良かったなぁ~」と油断してはいけません。

 

インドの「19×19」

 

インドの子ども達は、「19×19」までを覚えているそうです。

インドは、今でこそ「ブリックス(BRICS)」の一画として発展途上国の代表の様にあつかわれています。

しかし、実は数字「ゼロ」発祥の地です。

今は使われなくなりましたが、日本には「数え年」という年齢の数え方がありました。

多分、もともとは「ゼロ」という数の概念がなかったせいでしょう。

数多く問題を解いて、「暗黙知」にしてしまえば良いのでしょうが、その解き方に課題があります。

毎回、数字を2段に書いて筆算していたのでは、個々の解法に時間がかかりすぎて、身につきません。

多分、12×5が60とか、14×5が70といった計算問題によく出てくるものは、覚えている人は多いでしょう。

簡単に暗算出来る方法で、解き方を練習しておくことが大切です。

19までの数字同士の掛け算は、数字の桁をシフトさせるイメージを持つことで、暗算が少し楽になります。

九九の範囲は当然覚えているでしょう。

10は、相手の数字が一桁上がるだけです。

例えば、10×3、相手の3が一桁上がって30。

次は、11からです。

相手の数字が一桁の場合、例えば12×7。

先ず、相手の数字「7」を一桁あげます。「70」

この「70」を覚えておいて、一桁同士は九九を使って「14」。

二つの答を足して、「84」。

筆算を習慣にしてしまうと、何も考えずに筆算で計算しようとします。

それでは、「暗黙知」には出来ません。

書くことに頼らず、最後まで頭の中で完結させることで「暗黙知」は、形作られていきます。

少し、横道にそれました。

最後に、11から19までの二桁同士の掛け算です。

一例として、「17×15」を考えてみましょう。

まず、「17」と相手の数字の一桁目「5」をたします。

17+5=22、これを一桁上げて「220」として覚えておきます。

次に、一桁目同士は九九を使って「7×5=35」。

覚えておいた、「220」と「35」をたして「255」

筆算と同じような計算をしているのですが、順番を少し変えて、ほとんどたし算だけで計算したイメージになります。

ここで「暗黙知」となっている九九が役立っているのに、気付きましたか?

次は、「じゅーく・じゅーく」の「暗黙知」化です。