雨が降っている。。紫と黄色交じりの紫陽花の上に。。

 

でも紫陽花だから。。。雨は苦にならない。。。

 

それ以上に。。。この紫陽花の姉妹の気になってるのは。。

 

自分たちに雨のプリンスが迎えに来るかどうか。。。

 

紫の方がお姉さん。。黄色交じりは妹。。

 

お姉さんが一番気にしてる事は雨のプリンスが二人来るかどうか。。

 

一人しか来なければ。。どちらかがここに残らなければならない。。

 

『あ。。。お姉様。。馬車の音が。。』 妹に馬車の音が聞こえた。

 

紫の姉にも聞こえた。。『あっ。。馬車だね。。2両来れば良いね。。』

 

姉は。。。雨のプリンスの馬車が1両しか来なければ。。。

 

妹に譲ろうと思っていた。。。馬車の音が近づいてきた。。。

 

しかし。。。1両しか来なかった。。

 

中から雨のプリンスが顔を出し言った。。

 

『僕と一緒に来るのは紫の姫の方?。。それとも黄色交じりの姫の方?』

 

紫の姉は答えた。。『雨のプリンス……プリンスはやはりお一人なのですね?』

 

雨のプリンスは答えた。。『紫の姫の方。。私一人です。。』

 

    『でも。。。雨のプリンスはあちらこちらの紫陽花の姫の元を

 

        廻ってるので。。まだこちらに来る者がいるかもしれません。』

 

      『雨のプリンスは大勢いて。。僕にも把握しきれません。。』

 

 姉の紫の紫陽花の姫は言った。。『では妹を連れて行って下さい』

 

  『私は。。もしもの次の雨のプリンスを待ちます。』

 

妹が叫んだ!!『お姉様!だめよ。。私よりお姉様が先に行って

 

           私は後で良いから。。』

 

姉も言った。『妹よ。。貴女が先に行くのよ。。

 

            私は姉なのだから。貴女に命令します!』

 

      『先に行きなさい。まだ雨の王子は来る可能性があるのだから。。』

 

           『姉としての私の役目です。』

 

      『こちらの雨のプリンスが言われてるように。

 

          まだ他のプリンス達は廻ってるらしいですしね?』

 

      『妹よ。。後でまた会いましょう。きっと会えます。』

 

          『お姉様。。。』

 

       妹の姫君は。。半分泣いていた。。姉のいう事ももっともな話。。

 

     妹は結論を出した。 『お姉様……後で絶対に合流しましょう。』

 

            妹の声は最後の方は消え入りそうだった。。

 

       『良い子ね。妹の姫。さぁ雨のプリンスの馬車に乗って。。。』

 

           妹は馬車に乗り。。。姉の姫に手を振って。。。

 

             雨のプリンスと一緒に馬車に乗り出発した。。

 

                残った姉の姫の事を思いながら。。。

 

      姉の姫は思っていた。。

 

        私はやりきった。雨のプリンスが来なくても本望だと。。

 

      私は運に任せて。。。雨のプリンスが来る事を願おう。。

 

          この紫の姉の紫陽花の姫に雨のプリンスは来るのだろうか。。

 

              神のみぞ知る。。。

 

 

      撮影カメラ Panasonic の コンデジ ライカレンズ  LUMIX

 

                        DC-TZ95。。。

 

      撮影日   2024年6月6日。。

 

      撮影場所  比較的に近所の公園だと思われる。。

 

          紫の姉の紫陽花の幸せを皆様祈ってあげて下さい。

 

       やはり梅雨時だからモデルを紫陽花としました。

 

        久しぶりの物語。。。いかがでしたでしょうか?

 

         皆様のお気に召していれば良いのですが。。

 

        このブログは11時頃にアップ予定です。。

 

       今日は働いておられる方も多い事でしょう。

 

            おやすみの方もおられるでしょう。

 

       色々な皆様の本日という日が幸多き日でありますよう。

 

         当方。。。切に。。切に。。。願っております。

 

             よしなに。。。

 

        ☆・*:..。o○☆*゜¨゜゜・*:..。o○☆*

 

   音楽を一曲流させて下さいね。。

 

 

    ご清聴ありがとうございました♪

 

         ☆・*:..。o○☆*゜¨゜゜・*:..。o○☆*