前回のブログで、スレッドリフト、糸リフトについての私の考えをお伝えしました。
が、実はわたくし、ヒトにはさんざんやっておきながら、自分はやられたことなかったのです
(このような医師は多いと思います。特に男性医師は痛がりですしね。)
先日、ついに、自ら体験する機会を得ましたので、詳しくレポートいたします
ちなみに、わたくし、非常に痛がりなので、始まる前は結構ドキドキ
こちらがデザイン。
自らデザインし、今回は片側3本づつ。これは最低限の本数です。多ければ多いほど効果は高くなります。
正面から見ると、こんな感じで糸が挿入される予定。緊張の面持ち
たくさん入れることで、たるみにより下垂しようとする組織を押さえつけるような効果もあるそうです
ハンモックみたいなイメージでしょうか。
さて、まずは麻酔。
『これさえ終わってしまえば、終わったも同然。』といつもお客様には申しておるのですが、自分事となるとそうはいかず、大騒ぎする。
・・・と、思っていたが、思ったほど・・・というか、全然痛くない
なんなら、ボトックスの方が痛い。
ちなみに、わたくしの場合、麻酔は、糸を入れる穴2か所と、そこから糸が挿入される部分の皮膚の下にまんべんなく麻酔するのですが、特別に細くて長い、先のとがっていない針を使用しますので、全然痛くない。
麻酔量は少なめでオーダー。多く使用すると腫れますしね。こんな少量でも痛くなかった
何度も言いますが、わたくし、非常に痛がりです
麻酔量から、糸の挿入の角度まで、細かくやり方を指示する、めんどくさい患者。
片側のみ挿入したところが、こちら。
おもしろいから引っ張ってみる。すごい引っかかって、引っ張られまくっている
上の糸の端ををどこかに縫い付けたりして固定するタイプの糸ですと引き上げる力は強くなりますが、この糸は固定しないタイプです。
ただしこの引っ掛かりは徐々に取れてきてしまいますので、一時的なものです。
あくまで、糸のトゲでひっかけて吊り上げているというイメージではないことにご注意ください。
逆に引っ張り過ぎても、皮膚のたるみが多い人は余った皮膚のたわみが出てきてしまうことがありますので、限界があります。
そこはやはり余った皮膚を切り取る手術には適わないのです。(最近あまり流行りませんが。)
直後はこんな感じ
顎のラインにご注目。さらにすっきり
なにより頬の位置が上がっている
ほうれい線も浅くなっています
そして、そんなに腫れていない
腫れは麻酔の量や糸の本数が多くなるほど強くなりますし、顔がむくみやすい方は腫れやすいかもしれません。
傷跡は針を挿入する穴の2か所のみ。
針穴は1mm程度なので、すぐ塞がりますし、跡が目立つこともありません
左頬の一部がやや青くなっているのがお判りでしょうか?内出血です。
内出血の可能性は0ではありませんが、この程度ですので、メイクで十分隠せるでしょう。青から黄色になって2週間程度でなくなります。
こんなに痛くないなら、皆さんにもっと気軽にオススメできるなあ
次回で効果を検証します
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