こんにちは。感謝してます。今日も絶好調です。


急に寒くなって、心と体の準備が間に合っていないような気がする今日この頃ですね。


今日も、早朝からいちごのマルチかけをやってきました。


今日の太陽は雲もなく最高に眩しくて力を感じました。



太陽のいちご原口義友のブログ

今日のテーマは「農薬」です。


結論からいうと、私のいちごの栽培方法は、無農薬栽培ではありません。


なぜかというと、経営として成り立たないからです。たぶん、お店やめることになると思います。


無農薬栽培というととてもイメージがいいですよね。もし、いちごで無農薬栽培をするとなると、かなりのリスクを覚悟しないといけません。



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いちごの花についたあおむしです。この花はかじられていて

商品になりませんので、摘みます。


もし、無農薬でするとなると、這いつくばって写真のような虫を見つけては殺し、見つけては殺しの繰り返しで、気が付いたら、あっちもこっちもになり手遅れというような状況になります。


よく11月から3月は無農薬栽培ですというのはあります。寒い間は、害虫とか病気が発生しにくいからです。私もその期間は農薬の使用回数は少ないです。


私の農薬についての考え方は


①誰よりも自分が一番食べているので安全なものを作りたい。

②子供にも安心して食べさせたい。

③なるべく農薬を使わない。

④木酢などの自然農薬を混合する。

⑤発生してからでは農薬を大量に使わないといけないので、予防的に少量を使う。


このあいだ、農協で農薬の卸の方に聞きました。

「直売しているのだけど、お客様に農薬についてどういえばいいのでしょうか」

すると卸の方は

「まず、日本の農薬の基準は世界一安全です。たとえ、基準の倍の濃度の農薬を使っても安全な濃度になっています。それと、農薬を登録するだけで億単位のお金が必要です。」

それだけ厳密な検査が行われているということだろうと思いました。


自分で判断して使う自然農薬よりも、基準を守っていれば化学農薬のほうが安全なのかもしれません。予防予防で適正に農薬を使えば、より少ない農薬の使用回数になると思っています。


私が就農したとき、ある高齢のいちご農家さんがおっしゃってました。

「今の農薬は効かんごとなった」と。

昔はなんでも特効薬があったそうです。そういう農薬は今は使用禁止になっているようです。ですから現在は相当安全な基準になっているのだと思います。


それと、無農薬栽培は、周りの方の協力も必要です。自分が無農薬で周りから農薬がかかることもあるし、逆に、自分の害虫や病気を周りに移すこともあります。


ですから、いまのところ、リスクの高い無農薬栽培に取り組もうとは思ってません。農薬の使用回数を極力減らす研究をしていきます。



「太陽のいちご」 素人が作ったホームページはこちら、 

http://taiyounoitigo.p-kit.com/

すこーしずつリニューアルしていきますので

期待しないでごらんください。