(高畑充希「穴があったら入ります」を読んで) | 音と言葉と音楽家  ~クラシック音楽コンサート鑑賞記 in 関西~

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クラシック音楽の鑑賞日記や雑記です。
“たまにしか書かないけど日記”というタイトルでしたが、最近毎日のように書いているので変更しました。
敬愛する音楽評論家ロベルト・シューマン、ヴィルヘルム・フルトヴェングラー、吉田秀和の著作や翻訳に因んで名付けています。

今回は演奏会の感想でなく、別の話題を。

好きな俳優、高畑充希さんのフォトエッセイ「穴があったら入ります」が発売されました。

大の男が手に取るにはあまりにオシャレな装丁の本で、書店だったら恥ずかしくて買う勇気が出なかったでしょうが、そこはアマゾン様様、良い時代になったものです(笑)。

 

 

身近な事柄について彼女自身が自由に書いた2~4ページくらいのコラムが16編と、後は写真、といった内容です。

短い文章で文体も易しく、サラサラと読めてしまいます。

クスッとしたり、ほろりとしたり。

お芝居のこと、好きなもののこと、最近起こった面白いこと、メディアが煽るようなのとは違ったごく普通の真剣な恋愛模様だとか、仲のいい友達のこと、特に三浦春馬さんがいかに魅力的な人だったか、そういったことが生き生きと軽やかに描かれています。

 

 

16編の他愛ないコラムから、彼女の人となりや生き様がまざまざと浮かび上がってくる。

こういう文章は、私には書けないな、と思いました。

自分だったら、どんな16編を書いたら、人となりや生き様を表すことができるでしょうか。

そもそも、人様にお見せできるような生き様を持っていません(笑)。

 

 

私のことはさておき、この本から浮かび上がった高畑充希さんの人となり、それはどんなものか。

モーツァルトみたいな人だな、と私は感じました。

人一倍豊かな感受性を持ち、でもそれを表に出すのが恥ずかしくて、湿っぽいのが苦手、フザケて笑い合うのが好きで、下ネタの笑いも結構いける(笑)、また一匹狼なところもあって、でも人間が大好きで、人間の弱さとかダメさとか、人間臭さへの愛があって、愛をもって笑い飛ばす、そしてその愛が自身にも照り返し、皆から愛される。

そんな人なのかなと思いました。

もちろん、高畑充希さんにもモーツァルトにも会ったことがないので、本当のところは分かりませんが。

 

 

 

(画像はこちらのページよりお借りしました)

 

 


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