ドラマ「問題のあるレストラン」 | 音と言葉と音楽家  ~クラシック音楽コンサート鑑賞記 in 関西~

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クラシック音楽の鑑賞日記や雑記です。
“たまにしか書かないけど日記”というタイトルでしたが、最近毎日のように書いているので変更しました。
敬愛する音楽評論家ロベルト・シューマン、ヴィルヘルム・フルトヴェングラー、吉田秀和の著作や翻訳に因んで名付けています。

好きな俳優、高畑充希がこれまでに出演したドラマを一部無料配信する特集が、期間限定でTVerのサイトにて行われている。

配信されているドラマは、「にじいろカルテ」「同期のサクラ」「過保護のカホコ」「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」「問題のあるレストラン」「Q10」の6作品(こちらのページ)。

このうち、「問題のあるレストラン」は現時点で最初の2話が配信されており、この機に観てみた。

 

第1話「セクハラパワハラ女って我慢しなきゃいけないの?」はこちら

 

第2話「夢への一歩!開店は前途多難」はこちら

 

今後、第3話以降も少しずつ無料配信されそうな気がする。

 

 

このドラマのテーマは、“働く女性”である(家で働く専業主婦も含まれる)。

愚昧な男共に翻弄されながら懸命に生き抜く女性たちの物語。

その意味では、以前に観た“子育てする女性”がテーマの映画「明日の食卓」に似ている(その記事はこちら)。

泣けて泣けて仕方ないという点でも共通している。

「明日の食卓」よりはずっとポップで明るいテイストだが、それでも最初の2話ですでに泣きっぱなしで頭がガンガンする。

 

 

「明日の食卓」同様、色々な境遇の女性が出てくるため、あらゆる女性にとって“刺さる”物語になっているし、男性にも(男性にこそ?)観てもらいたいドラマである。

勧善懲悪がいささか類型的なきらいはあるし、“いかにもドラマ”な極端な展開もあるけれど(簡単にどん底に突き落とされたり、簡単にうまくいったり)、そうした分かりやすい形にセッティングされたフィクションの中に、一片の真実が宿っている。

 

 

好き嫌いでいうと、私は先日観たドラマ「いりびと」のほうが好きで(その記事はこちらなど)、美的センスにあふれ何度も見返したくなる。

それでも、苦しいくらいに心を強く揺さぶられるのは「問題のあるレストラン」のほうである。

なお高畑充希は、「いりびと」でのミステリアスな役柄と、「問題のあるレストラン」でのキャピキャピした役柄、180度違うこれらの役柄にそれぞれ完全になりきって迫真の演技をしている。

演技について全く詳しくない私から見ても、天性の役者さんだと思う。

 

 


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