深見まどか 京都公演 武満徹 雨の樹素描Ⅱ 坂田直樹 Depth of Light ほか | 音と言葉と音楽家  ~クラシック音楽コンサート鑑賞記 in 関西~

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クラシック音楽の鑑賞日記や雑記です。
“たまにしか書かないけど日記”というタイトルでしたが、最近毎日のように書いているので変更しました。
敬愛する音楽評論家ロベルト・シューマン、ヴィルヘルム・フルトヴェングラー、吉田秀和の著作や翻訳に因んで名付けています。

Depth of Ligh 美術 × ピアノ × 現代音楽

※無観客公演、ライブストリーミング配信

 

【日時】

2020年8月31日(月)

※配信:2020年9月20日(日)~ (詳細は下記参照)

 

【会場】

ロームシアター京都 メインホール

 

【演奏】

ピアノ:深見まどか

 

【プログラム】

武満徹:雨の樹素描II ~オリヴィエ・メシアンの追憶に~(1992)

フィリップ・エルサン:3つの日本のスケッチ (2009)

   1. Suma - 2. Nara - 3. Yamato

坂田直樹:Afterimages II (2013)

一柳慧:雲の表情 VIII. 久毛波那礼(くもばなれ)(1989)

坂田直樹:Depth of Light (世界初演)

 

【スタッフ】

舞台監督:浜村修司

照明:葛西健一

映像記録: 桜木美幸

写真記録: 田邊真理

WEB制作:園田和也

 

 

 

 

 

お教えいただいたオンラインコンサートを鑑賞した(動画はこちら)。

深見まどかのピアノリサイタルである。

全て現代音楽のプログラムで構成されている。

 

 

フランスで活躍する日本のピアニストとして、務川慧悟と双璧と言えるかもしれない存在である、深見まどか。

務川慧悟がロマン的なエスプリを感じさせるのに対し、深見まどかはより冷静沈着な音楽性を持ち、近現代音楽にとりわけふさわしい。

 

 

今回のプログラムでは、最初の武満徹の「雨の樹素描Ⅱ」は私の好きな岡田博美盤や藤澤玲子盤に勝るとも劣らない。

過度に詩的にするのでない、濁りのない明晰な響きが魅力。

他の曲はあまりなじみがないが、彼女のひんやりとした音楽性や安定したタッチがいずれの曲にもぴったり合っている印象。

本邦の若き作曲家、坂田直樹の新作の世界初演も聴ける。

 

 

音楽以外にも、衣装やオブジェや照明など、視覚的にも神秘的な雰囲気を楽しむことができる。

動画は明日(9月22日)の20:15~23:15にも無料公開され、それ以降は9月27日~10月31日の期間に有料公開される(800円)。

詳しくはこちらこちらのページを参照されたい。

 

 


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