(務川慧悟&反田恭平の新譜 ラフマニノフ 組曲第2番 ラヴェル スペイン狂詩曲) | 音と言葉と音楽家  ~クラシック音楽コンサート鑑賞記 in 関西~

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クラシック音楽の鑑賞日記や雑記です。
“たまにしか書かないけど日記”というタイトルでしたが、最近毎日のように書いているので変更しました。
敬愛する音楽評論家ロベルト・シューマン、ヴィルヘルム・フルトヴェングラー、吉田秀和の著作や翻訳に因んで名付けています。

今回は演奏会の感想ではなく、別の話題を。

下記のリブログ元の記事に書いたオンラインコンサートの特典である、務川慧悟&反田恭平の新譜が届いた(CD)。

詳細は以下の通り。

 

 

 

 

 

 

反田恭平×務川慧悟/Two Pianos

【収録情報】
● ラフマニノフ:2台ピアノのための組曲第2番 Op.17
● シューベルト:創作主題による8つの変奏曲 変イ長調 D.813, Op.35
● ラヴェル:スペイン狂詩曲
(Primo:務川慧悟、Secondo:反田恭平)

 反田恭平(ピアノ)
 務川慧悟(ピアノ)

 

 

 

 

 

以上、HMVのサイトより引用した(引用元のページはこちら)。

 

 

ラフマニノフの組曲第2番とラヴェルのスペイン狂詩曲は、オンラインコンサートでも演奏された曲である。

特に務川慧悟はライヴの人であるようで、オンラインコンサートでラフマニノフ第1楽章の経過主題、またとりわけラヴェルにおいて聴かれたあの独特の香気やエスプリは、今回のセッション盤ではやや影を潜めている。

 

 

とはいえ、今回のセッション盤も悪くはない。

音質の問題もあってか、ラフマニノフ第1楽章冒頭の和音などかなりの迫力で、オンラインコンサートではここまでではなかった気がする。

また、ラフマニノフ終楽章はオンラインコンサートのときよりも速いテンポによる緊張感みなぎるアグレッシブな演奏で、この楽章については明らかにこちらのほうが上だと思う。

 

 

まとめると、ラフマニノフのほうはほぼ十分に満足で、ラヴェルのほうはもちろん良いし完成度も高いが、オンラインコンサートでの、私の好きな既存盤(下記のリブログ元の記事参照)のどれよりも神秘的な雰囲気を纏ったあの演奏をもう一度聴きたくなる、といったところ。

 

 

 

 

 

 


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