今回は演奏会の感想ではなく、別の話題を。
好きな指揮者、ヤクブ・フルシャはこのところ、ドヴォルザークのピアノ協奏曲やレクイエムなど新譜を続々出しているが、今回また別の新譜が登場した。
今回は映像収録で、オーケストラはマーラー・チェンバー・オーケストラ、曲目はシューマンの交響曲第2番(Apple Music)。
なお、新譜といっても、オンライン(Apple MusicやiTunes Store)では視聴可能だが、ディスクとして売り出されるかどうかは不明。
(画像はこちらのページよりお借りしました)
2019年8月27日、ルツェルンでの公演。
下記のリブログ元の記事に書いた、パユとのモーツァルトのフルート協奏曲第1番と同じコンサートにおけるライヴ映像である。
この日のコンサートは、前半がメンデルスゾーンの「フィンガルの洞窟」とモーツァルトのフルート協奏曲第1番で、後半がシューマンの交響曲第2番だったという。
いつものフルシャらしい爽やかな演奏であり、いかにもシューマンといった情念はあまり出さない分、そこはかとない優しさや哀しみが感じられ上品。
この曲で私の好きな録音である、アーノンクール指揮ヨーロッパ室内管盤や、アバド指揮ベルリン・フィル演奏動画にも迫る出来と言っていいかもしれない(この2種の演奏はもっと「見るからに深遠」なのだが)。
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