ウラル・フィルハーモニー管弦楽団 滋賀公演 パパヴラミ チャイコフスキー ヴァイオリン協奏曲 | 音と言葉と音楽家  ~クラシック音楽コンサート鑑賞記 in 関西~

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クラシック音楽の鑑賞日記や雑記です。
“たまにしか書かないけど日記”というタイトルでしたが、最近毎日のように書いているので変更しました。
敬愛する音楽評論家ロベルト・シューマン、ヴィルヘルム・フルトヴェングラー、吉田秀和の著作や翻訳に因んで名付けています。

ラ・フォル・ジュルネびわ湖2017

テディ・パパヴラミ(ヴァイオリン) ウラル・フィルハーモニー管弦楽団 ドミトリー・リス(指揮)

 

【日時】

2017年4月30日(日)  時間 13:30~14:20

 

【会場】

びわ湖ホール 大ホール (滋賀)

 

【演奏】

ヴァイオリン:テディ・パパヴラミ

指揮:ドミトリー・リス

管弦楽:ウラル・フィルハーモニー管弦楽団
 

【プログラム】

ボロディン:オペラ『イーゴリ公』より だったん人の踊り

チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op.35

 

 

 

 

 

ラ・フォル・ジュルネびわ湖2017に行った。

ラ・フォル・ジュルネに行くのは初めて。

こんなに混んでいるとは。

クラシックがこんなに人気あるなんて。

1年のうちにびわ湖ホールを訪れる人数のうち、大半はこの3日間だけで占められるのではないだろうか。

私も、途中でふらっと屋台をのぞいたり、みたらし団子を食べたりしながら、気軽に楽しんだ。

 

まず最初に聴いたのは、このコンサート。

最初のボロディンは、遅れて行ったため残念ながら聴けなかった。

次のチャイコンから立ち見で聴いた。

パパヴラミは、1971年生まれのアルバニアのヴァイオリニスト。

11歳頃から渡仏したらしい。

彼の演奏を聴くのは初めて。

たっぷりとヴィブラートのかかった、ヨーロッパの香りが感じられる、豊潤な音だった。

ポルタメントと言っていいのか、音の移動時の「ずらし」が入ることがあり、そういう意味ではやや古風な様式だった。

ときに音程が怪しくなったり、擦過音のような雑音が混じったりすることもあったけれども、あまり気にしていないようでもあった。

ウラル・フィルのいかにもロシア風の厚みのある音とも相まって、コンチェルトらしい華やかな演奏となっていた。

私は、本来はチャイコンというと五嶋みどり/アバド/ベルリン・フィル盤(Apple Music)のように細身の音による求道的な、心にまっすぐ突き刺さってくるような演奏が好きなのだが、今回のパパヴラミのような華やかな演奏を聴くのもなかなか楽しかった。

 

 


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