「美しき水車屋の娘」
【日時】
2017年4月2日(日) 20:00 開演
【会場】
カフェ・モンタージュ (京都)
【演奏】
バリトン: ペーター・シェーネ
ピアノ: 武田牧子・ヘルムス
【プログラム】
シューベルト:歌曲集「美しき水車屋の娘」D795
カフェ・モンタージュのコンサートに行った。
先日、いずみホールにてパドモアの演奏で聴いた、シューベルトの「美しき水車屋の娘」(なお、パドモアのときの記事はこちら)。
今回はテノールではなくバリトンということで、ピアノも含めて音域が低めで、ごつい印象だった。
シェーネはとても細くすらっとしているのだが、小さめの会場ということもあってか、歌うととても大きな声であった。
立派な歌唱で、シューベルトにはもう少し「情けなさ」というか、繊細さのようなものも欲しいようには思ったが、身振りも含めて曲への入り込み方には相当なものがあった。
この迫真の演技には、むしろオペラなど合うかもしれない。
エスカミーリョやドン・ジョヴァンニなどを歌ったらどうなるかな、なんてことを考えた。
いや、これらはイタリア語なので、グンターとかオックスとかのほうがいいのかもしれない(最近では、ヴェルザー=メスト/ウィーン国立歌劇場盤におけるギュンター・グロイスベックのように、スマートでかっこいいオックスなんてのも出てきているし)。
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