日本センチュリー交響楽団 第209回定期演奏会 リス チャイコフスキー「悲愴」 ほか | 音と言葉と音楽家  ~クラシック音楽コンサート鑑賞記 in 関西~

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“たまにしか書かないけど日記”というタイトルでしたが、最近毎日のように書いているので変更しました。
敬愛する音楽評論家ロベルト・シューマン、ヴィルヘルム・フルトヴェングラー、吉田秀和の著作や翻訳に因んで名付けています。

5月14日は、日本センチュリー交響楽団のコンサートに行った。


日本センチュリー交響楽団 第209回定期演奏会

2016年5月14日(土) 14:00 開演

[指揮]ドミトリー・リス
[ヴァイオリン]セルゲ・ツィンマーマン
[管弦楽]日本センチュリー交響楽団

ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲 第2番 嬰ハ短調 op.129
チャイコフスキー:交響曲 第6番 ロ短調 op.74「悲愴」


会場
ザ・シンフォニーホール


ショスタコーヴィチのヴァイオリン協奏曲第2番は、あまり聴きなれた曲ではなく、名演かどうか判断しづらい。

それでも、ソリストのセルゲ・ツィンマーマンはたっぷりとヴィブラートをかけた美しい音色で、重苦しさやキレの鋭さは感じられなかったものの、王道的な美しさを堪能できた。


悲愴は、テンポは速めで、表情もかなり激しいもの。団員一人一人が表現を尽くそうとしているのがよく分かって好感が持てた。ただ、私の個人的な好みとしては、もう少しテンポをゆったりと取った、スケールの大きな、かつ丁寧な表現を大事にした演奏が好きなのだが。


アンコールはなかった。