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今日観てきた映画。

映画の師匠に勧められてたうちの1本。
いろいろ考えてしまったのは自分だけかもしれない。
人生を2つに分けて45歳を境にして、その歳になるまではこれからの生き方、その後は自分がどういう幕引きをして死ぬかを考えよう。

自分より少し年上の友人が45歳になった時に酔って言った言葉。
彼曰く、44歳迄は2回四捨五入すると0歳、45歳だと2回四捨五入すると100歳、そういう端境期だと語っていた。
自分も45歳になった時に、その言葉思い出して感慨には浸ってはいたけどあまりそういう生き方はしてなかった。
自分もちょっと厄介な持病持っているので、病気再発症して具合悪くなったら3ヶ月後に命落とすかもしれない。
だから自分の思い入れある人には鬱陶しいくらい心配肩入れしてしまうのかもしれない。

そういう生き方(死に方)と家族との向き合い方を考えさせられる映画だった。

自分には母親と兄弟はいるが、自分の作った家族はいない。
好きな小説家に花村萬月という作家がいる。
彼の作品は擬似家族との絆を築いていくということが作品のテーマに沿って書かれたであろうと思われる作品が多い。
そういう萬月節が好きで読んでいた。
きっと無意識に自分も家族を築きたいと思っていたのだろう?
今日観たこの「湯を沸かすほどの熱い愛」という映画の中で宮沢りえ演じる主人公の家族を大切に守るシーンに恥ずかしながらちょっと涙してしまった。
そして思った。

そうだ、家族を作ろう。

もう死に方を考えなければいけない歳なのかもしれないが、自分が死ぬ時に家族作らなければ、きっとそれが一番の悔いになるのではと考えさせられた。

そして来年の目標ができた。

無理かもしれないが家族を作ることを来年の目標にします。