「いやあ、カッコいいっすねー」
「あ、ありがとう・・・」
また
「こんな店 他にないっすよ。マジですげえ!」
「まあないだろうね、こんな店・・・」
「募集してないんですか?雇ってください!」
「はあ?兄ちゃん初めてだよね?」
「そうですけど」
「うむ、俺は先ず兄ちゃんの名前も知らなければ
お前に関する情報が何もないんだぞ、わかるよな?」
「俺、○○っていいます。沖縄出身で洋服屋をやりたいんです。
ご主人も沖縄じゃないですか?」
「顔で判断するな!んで?今なにしてん?」
「学生です。大学3年になりました。俺売ります!ここの洋服売ります」
「じゃあ就職活動の時期だろ?」
「そんなもんしませんよ」
「まずどこかの企業の内定もらってこい。行くか行かないかはそれから決めればいい」
「サラリーマンがイヤなんです。いやあでもここホントにいいなあ」
・・・・・
「オレ、友達100人ぐらい連れてきますよ、自信もって紹介できます」
「商品なくなるわ!」
「なんか俺の好きなものばっかりですよ、他にない商品ばっかりだし」
「じゃあ全部買っていけ」
「ご主人と俺センス合うんじゃないですかね?」
兄ちゃんの服装をみる・・・
「兄ちゃんよ、何をもって言ってるんだ?
俺はそんな奇をてらったような恰好はしないし、どこに共通項を見い出したんだ?
だいたいそのパンツどこで買った?アラブあたりでしか売ってないだろ?」
「そんなことないですよ!俺買い物うまいんですよ、これ1000円ですよ」
やっぱ中近東だろ・・
いや、関西か巣鴨にもあるかもしれないが・・・
「俺も洋服作ってくみたいんです」
「そうか・・・じゃあ作ってみろ。それでもってこい。」
「マジっすか?」
「それで感覚はわかる。判断してやる」
「やったー!じゃあ持ってきますね」
「作ったことあるのか?」
「ないです。じゃあまた来ますねー!」
「えっ!?はいはい、じゃあな!」
昨日の深夜にやってきたお客さんのお話でした・・・
そして今日は
サイズもKINGだったので
これでもリサイズしたのです
スケボーならできません・・・
remade by GNP
€23