何かが終わるときはいつも、

心の深いところが静かに冷えていく感じがする

きっとそれは終わってほしくないという私のわがままな気持ちと

それを俯瞰しているもう一人の私の間で生まれた

何色にも染まることのできない微妙な位置にある感情の結果だと思う

 

別に何かがほしいわけじゃない

今まで普通に存在していたものを無くしたときに

代わりになる何かがほしいわけではない

見つけようとしたって見つかるはずはないから

すぐ見つかるほど簡単に埋まる穴でもないから

それがわかっているから、こうやって私は今日も

その穴の存在を一瞬でも忘れられそうな本当っぽい嘘を探す