蝙蝠が地面に落ちた
鼬に捕まって、今にも殺されそうになって命乞いをした
すべて羽根のあるものとは生まれつき戦争をしているので、『逃がす訳にはいかない』と鼬が言ったが
蝙蝠は自分は「鳥ではない、鼠だ」と言って、放免してもらった
暫くして
また落ちて、別の鼬に捕まったが、見逃して欲しいと頼んだ
今度の鼬は、鼠はみな仇敵だと言った
自分は鼠ではなく蝙蝠だと語り、またもや逃がしてもらった
こうして蝙蝠は、二度名前を変えて生き延びた
そこで我々も、状況に合わせて豹変する人は しばしば絶体絶命の危機をも逃げおおす ということを弁えて
いつまでも同じ所に留まっていてはならないのだ