この時間が嫌いだけれどもすきである。
それは誰もいなく、一人になって自分というものにいやでも向き合わせられる時間だから。
自分の嫌なところ、醜いところが目立ってきてしまい、消えてしまいたくなるけども
それが自戒になる。能天気に生きられないように縛ってくれる。
でも寝て起きると、また新しく、自分の汚点をつくってしまう。能天気に、何も考えず、無計画に、行動してしまう。夜になると、それを非難するということにとらわれてしまう。自己嫌悪。
自己嫌悪にのまれてしまって、何も手がつかなくなる。何も考えようとしなくなる。
やがて、そのことをも非難してしまう。
この世で一番哀れな人間。
この世で一番非生産的な人間。
この世で一番無駄な思考。
自覚してもこのことがやめられない。自分の中のなにかがそうさせる。
誰にも理解されない。
誰かに理解されるのがある種、怖い。
隠しておきたいこと。でも、誰かに理解してほしい。
なにかに許されたい。
確信がほしい。
でもそう思うことがすでに、甘えているのではないか。
頭を潰されてしまえばいっそ楽なのではないか。
哀しい堂々めぐり。でも、そんなことをして安心感を得てしまう自分もいる。前向きに考えることが不安となってしまう。
不安によって安心感を得て、不安を自分でつくってさらに不安になっている。
言葉では意味不明だが、そんな感覚で深夜を過ごす。