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…⑥
『ケツ痛ぇんだよ
』Mからの電話はそのような内容だったと思います。痛みの中心は正確には、胃、腸の終着点の直腸ですね。
度重なるカレーに二十歳やそこらの僕やYより年長者だった、その時24歳のMの器官は、遂に音をあげてしまったようでした。
『(お尻)痛くて座ってられんわ。何処か病院知らない?こういう時は泌尿器科、それとも肛門科?』
動顛して興奮しているため、だみ声の彼が矢継ぎ早に質問を繰り返すと、聞き取ることが困難です。
病院と言いましても骨折や風邪くらいで受診する事はありますが、泌尿器、肛門科は晴天の霹靂で見当もつきません。
自分の認知不足の限界を感じ近くにいるクラスメートにその旨伝え、誰彼と特定することなく聞いて回りました。
小太りでアバタ顔の女の子は
『やっぱり医大じゃない?何かあったら対応できるし…』
また、優男風のスネ夫似の男からは
『痔じゃねぇの?だったら、個人病院で充分だ。待ち時間も短いし…』
意外なほど皆親身になって聞いてくれるのですが、僕が教えて欲しい具体的な◯◯病院や◯◯先生という言葉は聞くことができず的を得ません。
Yと電話帳で片っ端にかけてみるしかないかな、と思っていますと
すぐ後ろから
『Mちゃん(お尻の)調子わるいんだって?それなら環状行ったところの及◯医院イイよ!俺の彼女も行った事あるし。』
それは以前40番のカレーを話のネタにテイクアウトした時、食べてもらったことのある好男子からのアドバイスでした。
(なるほど及◯医院か。環状線の…ああ、あったな。それほど遠くはないし、通院可能だな)
一人合点した僕は、Mの携帯に電話をかけ、及◯医院の地理的に都合の良いロケーションと受診した人がいるという安心感をそえて伝えました。
『悪いね、兄貴※。行ってみるわ』
※僕はそのころ何故か兄貴と、あだ名されていました。
『よかった。』Yと深く息を吐き出しました。
人心地つき昼食をとりながらカレーとMの関連性を少しだけ考えてみました。
『以前から無理していたようだから、その疲れが出たんだろう』それがその時点で僕たちの出した答えでした。
ほどなく午後からの講義が始まりました…
…⑧
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