映画のエンディング曲をタカネさんが歌っているとのことなので、観に行ってきました。
映画館で映画を観るなんて、10年前の『永遠の0』以来です。

 


池袋ロサに行くのはシュガキャンを観に行って以来ですよ。
1968年築の古いビル。外装の無駄な装飾が良いです。



13時20分上映開始。

実はワタシ、映画やドラマを苦手に思ってしまうことが多いです。無理矢理感のあるストーリーであったり、大袈裟な演技だったり。
冒頭、酒をズルズルとすする場面ややけに大きく聞こえる息遣いが気になってしまいましたが、そこを乗り越えた後は引き込まれました。
叫んだり声を張り上げたりしない自然体な演技は好みです。

映画の内容は、老い先短い弱ってゆく父に翻弄される男性とその家族の日々を描いたもの。肉親との別れを、特別なものではなく誰にでも起こる身近なものとしてとらえています。
ユーモアもまぶしていましたが、涙なくしては観れない。
終末は訪れるけど奇跡は訪れません。

親孝行しなきゃ。


上映が終わり、俳優さんたちが壇上へ。


主演の津田寛治さん。
ヨボヨボの父役 峰秀一さんは80超えに見えない若々しさ。
母役藤さんの実の母親は93才でピンピンコロリだったそうです。



息子役の吉川康太さん

歌手の岡本隆根さん
久保隆行さんのギター伴奏で先ほども聞いたエンディング曲を歌いました。
題名は“父を感じて”
作詞は砂紅美雪さん、作曲岡本隆根さん。
エンドロールには二人の名前も載っていました。
美雪さんと映画監督さんの繋がりから話が進んだのだそうです。
期待を裏切らない素晴らしい歌声。

その後一人ひとり抱負を語り、舞台挨拶が終了となりました。