海やプール、花火大会や盆踊り、みんな自粛で開催されません。
元々縁がありませんけど。
そんな中、今年も夏を見送る会に参加してきました。
季節を歌うシンガーソングライターの渡辺大地さんが、毎年8月末に開催しているコンサートです。
去り行く夏。夏よサヨウナラ。
ほとんど宣伝をせず、お客は28名くらい。
昨年は椅子をギシギシにつめこんで、身動きが取りづらくなるほどでした。
出だしから新曲。自粛期間に何も仕事が出来ず、曲がたくさん出来たとのこと。
10分弱の休憩明けはタイドラマの話から。普段ドラマは見ないのに何故かタイ国のドラマにハマり、そこで使われているタイの歌を日本語でカバーしてみたら、世界各地にいるドラマのファンから大反響を呼んでいるとか。
愛聴しているCD『それでも、来た道。』からは“東京日和”のみ。
歌と語りを組み合わせた30分くらいかかる『歌芝居』はナシ。テーマ曲のみ歌いました。
それにしても演奏が良い。
CDではワタヌキさんというメジャーな方がアレンジしていて、もちろんそちらも良いです。
大地さんのコンサートは、バイオリンの入山ひとみさんとパーカッションの井上太さんが支えるトリオ編成が通常形態です。もう10年以上一緒に演奏されていて、曲想を完全に理解して演奏しているのだろうなと思えます。たとえ新曲でも。
入山さんは普段はジャズを弾いていて、月に1度は草加シュガーヒルに出演しています。
曲単体としては“鎌倉高校前”が一際輝いています。
J-POPやニューミュージックのオムニバス盤に入っていたとしたら、全く違和感が無いどころか、むしろ際立ってしまうかも。
最初は「知らない。誰やねん」なんて言われてしまうのでしょうけど。