EURO2012開幕。 | ≪バレンシアのサッカーを追え!≫

≪バレンシアのサッカーを追え!≫

シーズン終盤、残り2試合。
レアル・ソシエダとついに同勝ち点に!
ホーム最終戦の勝利を目指せ!Amunt Valencia!


“Valencia C.F.”の情報、試合考察、
選手のコメントを現地より記事としてお伝えします。(残り8日。)

EURO2012が遂に開幕。
サッカーファンなら誰もが待ち焦がれていたことでしょう。

本日は、ポーランド対ギリシャとロシア対チェコを観戦。
8年前の同大会では、サプライズを提供したギリシャとチェコ。
しかし、今大会のスタートは厳しいものとなりました。

グループA
ポーランド1-1ギリシャ
ロシア4-1チェコ

【ポーランド対ギリシャ】

結果だけで言えば、ギリシャはまぁまぁとも言えるかもしれませんね。
縦へ縦へのサッカーを基本としていたギリシャ。
フィードパスの精度と受け方には多少目を見張る所もありましたが、それ以上に目立ったのは決定力のないFW陣のふがいなさ。


サルピンギディスを投入するまでは、ポーランドとって危険だと言えるシーンはほぼなし。
彼の裏への抜け出し方、パスへの反応のよさが生きたからこその引き分けと言えるでしょう。

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ワールドカップでも一人違いを見せていたサルピンギディス。PAOK所属。

現代表でのエースと呼べるゲカス(サムスンスポル)は、本来の能力を発揮できず、サマラス(セルティック)は得点シーンを不意にしたことで逆にテレビに抜かれる回数が多かったですね。

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セルティク所属のサマラス。今日は両足で豪快に外してました。

正直、ソクラテスの退場やPK見逃しなどとギリシャ不利な戦いであったとは思う。
しかし、サルピンギディスの得たPKをカラグーニスが決めきれなかった辺りに現在のギリシャの没落加減が伺えるのではないかとも感じます。


逆にポーランドは、ドルトムントの3人組の右サイドからの崩しやオブラニアクのちょっとした個人技で攻撃の起点をはっきりとさせていたためか、僕にとっては面白いものでした。

ただ、後半20分辺りからの集中力の低下具合が酷く、DF陣の連携ミスが前半に比べ増えていったことで、ギリシャを調子に載せてしまったのが痛いかな。

特にペルキスとボエニシュの左サイドは、動きの不規則なサルピンギディスに釣られてポジションが曖昧になっていたように見えました。


【ロシア対チェコ】

前回大会ではグループリーグ3試合を出場停止でプレーできなかったアルシャビン。
今日は、彼のポテンシャルというものを感じさせられました。

ここ最近は、アーセナルで質のよいプレーを見せられず、昨冬に古巣のゼニトへレンタルで復帰したアルシャビン。

不遇のシーズンを過ごしたことでしょうが、代表ではやはりエースですね。
幾度となくチャンスを作っていましたし。
シロコフのゴールの時のスルーパスにもセンスを感じました。

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ベビーフェイスのアルシャビン。前回のユーロやアーセナルでの活躍で一躍有名に。


もう一人、流れを変えたのがパブリチェンコ。
同じくロンドンで日の目を見なかった選手です。
前所属のトッテナムでは、レドナップ監督にほぼ飼い殺しにされていたこともあり、今年の冬にロコモティフ・モスクワへ移籍し、ロシアリーグへ復帰。
判断が早く、ポジショニングも素晴らしいのですが、決定力がとにかくない。

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昨年の終盤辺りはよかったんですがね.... (パブリチェンコ)

ですが、代表だと生き生きしている気がします。
前回大会でもロシアの躍進に一役買っていましたしね。(3得点で得点ランク2位タイ。)


ロシアにとっては、今大会のキーマンとも言える二人でしょう。

まぁ僕の注目は、フラムに所属するポグレブニャクなんですけどね。
今日の試合では出場がなかったので残念です。

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プレミア勢に人気のポグレブニャク。移籍先はどこになるでしょうか。岡崎選手の元同僚。

あとは、僕のお気に入りの元エバートンで現スパルタク・モスクワのビリャレトディノフがメンバーに選ばれなかったこともあって今回は若手を応援したいかなと思います。
アラン・ザゴエフとかココリン辺りですかね。


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本日2得点のザゴエフ。本田選手のCSKAモスクワでの同僚(ライバル)です。


さて、チェコですが自国の選手が多いこともあって実はよく知りません笑
モナコ、オサスナ時代から好きなプラシルが「今日も持ち前のスタミナとセンスで違いを作っていたかなぁ」と言った程度の感想です。
ロシツキーもクラブでは昨年いい働きをしていましたが、なんだか微妙に感じました。

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オサスナ時代のプラシル。2年間の所属でしたが、僕の記憶には焼き付いてます。

目に見えて酷いなと思ったのは守備陣の、補完性のなさ。
相手の動きに惑わされ、DF同士の距離感がわかっていないかのようなポジショニングをし....
悪いことしか出てきません。

チェフもなんだか代表では普通の人だなって思ってしまいましたし。
失点数だけでなく試合を観ている中でちょっと期待できないなって思わされました。


明日は、注目の死のグループの第一戦。
面白そうなカードなだけに見逃せませんね。

ちなみに僕の優勝候補は、スペイン代表です。
これだけは、一生揺るがないと思います笑

時代とか関係なく応援していこうと思います。


ではでは、それではまた明日。

PS.
予定していました、マヌエル・プレシアード監督の特集は後日まとめてUPします。