快勝から早2日、練習での選手たちの様子はと言うと...
いつも通りにサッカーテニスをして、体を休めながらの調整と言った形。

ほとんどの選手が、今日は帰宅を急いでいたため、会話はあまりできませんでした。
普段は最悪でもバラガンとアドゥリスが相手をしてくれるんですけどね笑
さて、それでは考察を少々。
これより敬体なしの文章になります。
ご了承ください。
<勝敗を分けた采配>
まずは、先日のマラガ戦と昨日のオサスナ戦のメンバーを比べて頂きたい。
VCF Málaga戦
Soldado | |||
Piatti | |||
Mathieu | Feghouli | ||
Tino | Maduro | ||
Jordi | Barragán | ||
Ricardo | Rami | ||
Guaita |
VCF Osasuna戦
Soldado | |||
Jonas | |||
Jordi | Pablo | ||
Tino | Albelda | ||
Mathieu | Barragán | ||
Ricardo | Rami | ||
Guaita |
【マラガ戦】
フェグリの退場やアルベルダの出場停止など(バラガンの緊急交代含む)、イレギュラーな要素があったとは言え、やっていたサッカーとメンバー選考には少々疑問のあったマラガ戦。
例えば、マドゥーロの特徴を考えてみよう。彼は長短どんなパスでも使い分け、徐々にチーム全体のビルドアップを図ることに長けている選手である。
トラップやスピードには不安があるのは事実だが、守備時には相手のプレーエリアを上手い位置取りや先読みで消す力を持っており、アルベルダとは違った意味で守備的MFとして非常に有能であると個人的には思っている。
彼の起用をするという事は、これまでエメリ監督が目指してきた“パスサッカー”を戦術として据えていると考えていたのだが、実際は前線にスピードのある3選手を配置し、縦へ縦へのサッカーを展開。
結果として、前へ行きたい前線と受け手がいないためパスを供給できないボランチ以下の選手の間で間延びをしてしまい、チームがハーフライン付近で真っ二つになってしまう現象が起こっていた。
【オサスナ戦】
マラガ戦との違いはアルベルダ、ジョナス、パブロが名を連ねたこと。
しかし、この3人が大きな影響を齎したことは言うまでもない。
地味な活躍ながら2得点を奪ったジョナス、そして個人的には快勝の影の立役者として評価をしているパブロにフォーカスしてみよう。


前半からDFの間に入り込み、パスの受け手として攻撃の供給点を作り、中に切れ込む動きでSBの攻め上がるスペースを作っていたパブロ。
久々の登場であったこともあり、少ない観客も地元選手の活躍に沸いていた。
だが、後半になると少々姿を消してしまう。
何度か勢いのあるドリブルで駆け上がる姿も目撃できたが、その他の時間での彼はどうであったのか。
<現地観戦から見るTVでは見れない動き>
まずは、パブロのいたエリアの話。
彼は終始、本来ポジションを取っている右サイドのエリアよりも内側に身を置き、相手DFの前を常に縦に横に動き続けていた。
数的有利であったためか、オサスナの選手はあまりプレスを掛けられていなかったこともあり、パスを受ける際には相手との距離を取って、素早く散らしていたことも大きい。
この動きが、相手DFの目に付き、ライタラ(オサスナ左SB)が周りとの距離感を考えずにポジションを上げて行くことでバランスが崩れて行った。
修正を兼ねてCBがポジションをずらし、チーム全体が左サイドに傾いていったのだ。
その結果、スピードのあるジョルディとピアッティがフリーで動き回るスペースが生まれ、ショートカウンターの形で得点を奪うことができたと私は見ている。
勿論、その他の要素も試合の中には含まれているが.....
前半は観客を惹きつけ、後半は相手の意識を引きつけたパブロの裏方での黒子役が功を奏し、左サイドのピアッティ、ジョルディの多彩な攻め上がりが生きたと言っても過言ではないだろう。
そんな彼に私はマン・オブ・ザ・マッチの称号を与えたい。
えー、フォーカスを絞ってかいてみましたが、かなり長い文章になりました。
というか、わかりにくい文章になったような気がします。
が、読んで下さったこと感謝いたします。
それでは。
追記
ちなみにスーペルでの評価は以下の通り。


得点を喜ぶアドゥリスとピアッティ。