俺たちの冒険終わっちゃったなぁ.....
それでもってエメリ監督の最後の挑戦も....
失ったものは大きく分けて2つ。
現地サポーターの期待、カナーレス。
試合前の会場の雰囲気は今季最高と言っても過言ではなかったでしょうね。
始まる前からチャントがスタジアムに鳴り響いていたことなんて、1年半近くメスタージャに来ていますが、なかったように思えます。


試合はと言うと、攻めてはいるが、攻めさせられていると言った感じ。
サイド攻撃を主体とし、タクトを振るったカナーレスには目を見張るものがありましたが、肝心のソルダードがゴディンとミランダ(アトレティコCB)に執拗にマークをされて得点に至らず。
後半も同じような攻め方をしていきましたが、前半のようには行かず。
理由は疲れと時間が減っていくことへのプレッシャーではないかと推測します。
そして、カナーレスの怪我。
遠くからだったのでよくは見えなかったのですが、後の情報で確認する限り、最近まで怪我をしていた個所をまた痛めてしまったようですね。
復帰直後であっただけに心配です。
先日、ビジャレアルのジュゼッペ・ロッシも同じように靭帯を痛めて、7カ月の離脱をしています。
ユーロが絶望になった彼と同じようにカナーレスも五輪出場が厳しくなりそうですね....

今日一番の活躍をしたカナーレス。大事でないことを祈ります。
信頼と期待。
バレンシアニスタから得るのは、相当な苦労と努力を必要とします。
今日の場合は、インテンシティの高いプレーをしていた前半からカナーレスの怪我までは、サポーターも満足し、自信を持っていたのではないでしょうか?
その期待を裏切った選手が一人。
怪我をしたカナーレスと交代で投入されたマテュー。

途中投入ながら走る姿はほとんど見られず。
体力のあるはずの彼のダラダラとしたプレーやモチベーションの感じられないプレーには、ため息しかでません。 現に失点の際には、彼がカバーをしてアドリアンを見なければならない場面でしたし。
エメリ監督に責任があるとは言えません。
ですが、彼の状態を見極められなかったことには少しがっかりしています。
以前、パテルナ練習場にてAgencia EFE(報道機関)のバレンシア支社に勤めているセルヒオ・モンテハーノさんとお話をさせて頂いた際に、
「確かにマテューは、最近モチベーションを失っている。契約切れが迫っていて、バレンシアを去るからだろう。でもそれは監督がコントロールをしなければいけないし、選手の状態を常に頭に置いておくべきだ。」
このようにおっしゃっていました。
僕には、現在スペインで監督修行をしている何人かの知人がいます。
その方々にお話を聞かせて頂く機会が何度かあったのですが、やはり選手のモチベーションを高めるのは監督の役割であると言うことをよく耳にしました。
このことだけが、敗退の原因とは言えませんが、ちょっと残念です。
皆さんはどう思いますか?
それでは、また。

<追記>
明日の練習は、行くかどうかまだ未定です。
おそらく行きます。
もう一つ。監督修行をしている方についてですが、今週末に大きく記事を上げる予定です。
お楽しみに。