前の記事の続き
手術台に乗ると、本当にお腹切るんだなぁ。痛いかなぁ。腰に管入れるのが一番怖いな。赤ちゃん元気かな?
と色んな考えが巡ってどんどん足の震えが強くなってた。笑
女医さんが
絶対大丈夫。しっかりとみんなでサポートするからね。具合大丈夫?
と聞いてくれて、もうこの人たちに任せよう。プロだから大丈夫に決まってる…
と言い聞かせて横向いて、海老みたいなポーズをして麻酔の管を入れてもらった。
ほとんど痛みなく終了して、拍子抜け。笑
麻酔の薬を入れて麻酔が効いているか確認してもらうけど、なかなか効かず、薬追加して効いたことを確認してope開始
触られる感覚はあるのに痛みがなくて不思議な感じ。もちろん足は動かない。臓器触られる感じや、動く感じはわかるから、うぉ〜〜ってなってたけど、頭元で女医さんと看護師さんがずっと声かけてくれて安心できた。(同じ医療者としてこんな関わりを意識したいと強く思った)
そろそろ赤ちゃんでるよ!!
「結構羊水混濁してるなぁ」
「吸引準備してー!」
とか聞こえ始めて、本当に生まれてくるんだ。赤ちゃんがんばれ!!ってもう最後は赤ちゃんのこと応援することしか出来なかった
…オギャー
って聞こえて想像以上に赤ちゃんが大きくて(小さめ小さめと言われていたからかなり小さいと思ってた)、ちゃんと産声をあげてくれたこと・皮膚の色も赤かったことにホッとした。
赤ちゃんの診察してまた戻ってくるからね。小児科のプロもいてくれたから、一緒に見てもらうね。大丈夫だから。よくがんばったね。
と言ってもらって、赤ちゃんが頑張ってくれたことに泣けてくる。
頭元に一瞬通る時赤ちゃんきてくれて、
苦しかったね。ごめんね。
って声かけたら、先生たちが
「何言ってんのお母さん頑張ってるよ」
と励ましてくれて、うるうるしてしまう…
そんなやり取りを中でも、執刀してくれた先生たちは黙々と縫合をしてくださって、手術無事終了。
その頃には臨月になって上昇していた血圧も86/44になり、気持ち悪い、寒い、頭痛い、喉が苦しい…みたいな感じになってきて、VSは安定してた(モニターずっと見てた)けど、とにかく具合が悪い感じに。看護師さんがずーっと頭元で声かけてくれて、たくさんさすってくれたりして
絶対に赤ちゃんと旦那とわんこに会うだから頑張らんと飲み込まれるな
と念じてたら血圧も90/まで上がって安心。
赤ちゃんの診察してくれた先生たち戻ってきて
赤ちゃんよく泣いてるし、今の段階でわかる範囲で何か異常があるって感じはないから、安心して。本当頑張った。よく決断したね。
と言ってくれて、ホッとする。そして手術が終わったことも実感してハイテンションになってたような。
女医さんと一緒に赤ちゃん診察をしてくれた小児科のおじぃちゃん先生がきて、
はじめての出産?かぁちゃん、ほんとよく頑張った。赤ちゃん元気だからね。大丈夫だから。いいかぁちゃんになるぞぉ。
って言って頭撫でてくれて、ホッとしすぎて泣きそうになってしまったし、少しキュンとした笑。最初で最後のおじぃちゃん先生との触れ合いでした。
そこからはもう看護師さんたちがすごい勢いで保清してくれて着替えてベッド乗り換えて、お部屋に移動。
「頑張ったねー。偉かったよ」
「赤ちゃん連れてくるからね。待っててね」
「お疲れ様」
と声かけしてもらって、終わったんだ。と心底安心する。で、麻酔も効いてて痛みもほとんどなく、赤ちゃんに会えるのを待ってた。
色んな管が入ってて点滴もあって、身動き取れず…。
携帯とってもらって、旦那さんと、自分の実家に連絡して、
みんなも安心してくれて、とても嬉しかった。
帝王切開で無事赤ちゃんの産声を聞くことができたのは本当に嬉しかったし、この選択は間違ってなかった。と思うんだけど…術後の痛みはかなりのもので、麻酔の偉大さを感じました
帝王切開を予定してる方がこのブログを見ていたら伝えたいのは、どんなに怖くても痛くても私がなんとかなったから乗り越えられるものだと思うし、何より赤ちゃんが生きていてくれたことが嬉しくて、赤ちゃんはもちろん、家族やスタッフさんが支えてくれて、頑張ろうと思わせてくれるので大丈夫です。
赤ちゃんが無事だったならもうなんでもいいという思いになれたのは10ヶ月間お腹にいてくれて、一緒に成長して、時間をくれたからだな、と思う。
赤ちゃんはもちろん、支えてくれた旦那さんや周りの方には感謝しかないなぁ。
以上で
緊急帝王切開にて出産 記録はおわり。