闘莉王が来季でレッズとの契約が切れるため、海外へ移籍することとなった。
しかし、舞台は中東。
海外移籍が夢だったという闘莉王だが、本当にそれでいいのだろうか?
中東のリーグというのは良くも悪くも「オイルマネー」を大量に使い、金満オファーを出しているイメージが強い。
そのおかげか、ピークを過ぎた引退前の超一流プレーヤーが集ったり、Jリーグで好成績を残した外国人選手が数多く揃っているリーグではある。
ただ、環境面で言えば果たしてどうなのだろうか?
日本に比べれば、恐らくお世辞にもいい環境とは言えないだろう。
環境が揃っているから強くなれるとはさすがに言う気はないが、ブラジルのように国全体がサッカー好きというような場所なら、ボールもしくは丸いものさえあればサッカーをするだろう。
しかし、中東はそういう国ではないはず。サッカーに対してどこまで力を入れているのか?
そもそも、自分の国を強くするために、大量に外国の選手を帰化させて自国の選手にするような国もある。
国のサッカーレベルを見ても、日本より明らかに低いだろう。
たとえば、サウジアラビアやイラン、中東ではないが韓国などでプレーするのであれば、Jリーグと遜色ないレベルかもしれない。
しかし、闘莉王が移籍する可能性が高いのはカタール、UAEとアジアでも中堅レベルの国。
本人が納得していくのだろうから、とやかくいう筋合いはまったくない。
別にレッズサポーターでもないので、行くなとも言う気はない。まぁ、ライバルチームとして、戦力が落ちるのはいただけないので、いい勝負をするためにも残ってもらいたいが。
今回の移籍、どう考えても闘莉王がレッズに対して不信感を抱いているからとしか思えない。
ただ、国内移籍だと角が立つから海外移籍という「逃げ」を選択してるようにも思える。
国内で移籍した場合、レッズサポーターからの容赦ないブーイングを受けるのは必須。
それが嫌だから、海外に逃げるんじゃないのか?
そういう意味で、私は今回の闘莉王の移籍は反対である。
国内で優勝できるクラブに移籍するなら、まだ話はわかる。そういう移籍はリーグ内ではよくある話。
しかし、次の移籍先は下手をしたらJリーグよりレベルが下がる国で、アジアレベルでも結果を残している国ではないと思う。
南アフリカワールドカップまで後半年という状況でやる移籍ではない。
色んな選手がレベルアップして代表へ行くという感じで移籍している。
しかし、そういった選手で成功した選手は、少ない。
北京五輪の時、予選で活躍した家長、水野は移籍後負傷したり、出場機会を失い、北京代表はおろか、A代表からすらも遠ざかった。
もし、フィンケ監督のサッカーが気に入らないから移籍するというのであれば、考え直した方がいい。
国内でも、自信が望むサッカーをしているクラブはあるはずだ。
年齢的にも恐らくレベルがピークのはず。今回の移籍は、恐らく闘莉王のサッカー人生を大きく左右することになるだろう。
だからこそ、自分が後悔しない道を選んで欲しい。