待合室のある、本館へ移動中。
栗田さん以外の女性が、あわただしく歩いており
ルークと涼子さんに挨拶をしていくのでした。
ルーク「あのかたがたは?」
栗田さん「ああ・・今日は忙しくなりそうなので、私以外にも手伝いが3名ほど参っております」
涼子「今日は何人くるの?」
栗田さん「お客様だけで22人になります。」
ルーク「に!22人・・・・?( ゚-゚)( ゚ロ゚)(( ロ゚)゚((( ロ)~゚ ゚」
そんな来るんだ・・・・・ 新年会といえども、あの車を見ると、それなりの地位の
かたがたが多いはず。
それが、新年に時間を合わせてくるのだから、
涼子さんの父親の力が読めてきます。
だんだん心配になってきたよ。。。(;´▽`A``
栗田さん「玲子さまは、本日 着物姿ですのよ。普段ぜったいお召しにならないのに、珍しいこと」
ルーク「れ・・玲子さんも着物なのですか?」
涼子「それは珍しいわ、どういう風の吹き回しなんでしょう・・・」
それは・・・・・・・・・すごい・・・・・
言っては何ですが、
玲子さんは着物を絶対着ない人っぽい。( ̄_ ̄ i)
待合室の扉の前に立つと、 栗田さんがひとこと。
栗田さん「一番奥にいらっしゃる、近藤さまにはご注意を、ルークさまに強い興味があるようなので・・・」
ルーク「・・・・・・ゴク・・・・・え?」
涼子「近藤おじ様が? ふふ、、見ものですわね」
ルーク「な・・・・なにが?・・・・」
ドアが開かれました。
待合室といいながら、普通のホールとしても申し分ない広さです。
シャンデリアの輝きが、まぶしい場所を色どります。
眺めのソファーが左右に並べてあり、 座っているのは高そうなドレスや着物に
包まれたマダム。
広場には、グラスを持ったスーツ姿の男たちが立っています。
渋いおじさんは、スーツはスーツでも、なかなか良い生地をシャンデリアの光に反射させて存在感をかもし出しています。
若い男性、女性もチラホラおり、入り口付近で談笑をしていて、若者は若者で固まっています。
なにせ、結構広い上に、人数もそれなりなので、すでに立食パーティ状態。。
扉をあけると、 大勢の視線がこちらに向きました。
うぅぅぅ・・・・・・・・・なんか超目だってる気がする。。。
それもそうかも、ルークの身長は180を越えており、涼子さんも170越え^^;
向こうから、玲子さんがあるいて着ました。
ルーク「おぉぉ・・・・・・・・・」
着物姿って、微妙じゃないです?
綺麗目の顔立ちには似合わないパターンが多いのですが
着物のデザイン次第なんだなって思いました。
黒目の袖口に、赤いラインが腰まわりを染め、
金色でセンス良くあしらわれた帯が玲子さんの端整な顔立ちに負けまいと、
存在感を主張しています。
はっきり言って、むちゃくちゃ綺麗です。
涼子さんの着物は、白を基調としており、
ところどころ茶の模様が大胆に出ており。
帯にもは銀色、帯は金と銀のまだら模様。
涼子さんのまっすぐな性格を表すかのような、いでたちです。
はっきり言って、こちらも綺麗。。
ぜんぜん玲子姉に負けていません。
どちらかと言うと、涼子さんの目のほうが大きいため、幼い顔立ちに見えます。
多少タレ目なのが、可愛らしい。クチは薄く、人形のような顔です。
しかし、怒ると表情がくるくる変わるため、見た目によらず感情は激しいです。
玲子さんは、キレ長い目に、整った細いアゴ。
唇はやはり薄く、シャープな顔立ちです。
ひと目で 「うわ!性格きつそー」と思う人が多いでしょうが。
実際、性格きついです。^^;
玲子「 あめでとう、涼子・ルークさん。 今年も宜しくお願いね 」
涼子さん「 おめでとう、玲子姉さん。 めずらしいわね、着物なんて」
ルーク 「おめでとう。玲子さん、とても綺麗ですね」
玲子「 ちょっと気が向いたからね、たまには着物もいいでしょ。ありがとう、ルークさん」
多少、表情が優しくみえた玲子さん、この人でも照れるのかな・・・?
玲子「あちらに、お父さんがいるわよ。 挨拶なさい 」
涼子・ルーク「 はい 」
すでに栗田さんは、室内から消えており、きっと準備に急がしのでしょう。
女中さんが、スパークリングワインのトレーを持ってきてくれて、
ルークと、涼子さんに渡してくれました。
喉が渇いていたせいか、ぐいっと飲みたいのを耐えてとりあえず
涼子さんのお父さんとお母さんへ挨拶へ。。。
お父さんは、真ん中のソファー席に座っていました。
周囲に囲まれているので、ぜんぜん気がつかなかった・・・・・・・
ソファー席に近づくと、取り巻きが涼子さんに
「おめでとう、お久しぶりですね」と挨拶をしてきます。
そのせいか、なかなかお父さんに近づけません。
シビレを切らしたのか、お父さんのほうが涼子さんに近づいてきました。
お父さん「涼子、良く来たね。楽しんでおいで 」
涼子さん「新年、お祝い申し上げますわ。お父様のご健康を心より祈ります」
軽く会釈をする涼子さん。
ふだん、ここまで他人行儀っぽくお父さんに接することは無いんですが、
周りの目を気にしてでしょう。 完璧な振る舞いです。
お父さん「うん、ありがとう。 新年おめでとう涼子 」
お父さんも、しっかりとした娘の挨拶に満足したようで、目をほころばせています。
ルーク「 おめでとうございます、お義父さん。今年度もどうか宜しくお願いいたします」
ルークは、ありきたりな言葉しか思いつきませんでした^^;
軽く一礼・・・・・
お父さん「おぉ!ルーク君、よく来た。良く来た! 近藤!こちらがルーク君だ。」
近藤って、、、栗田さんが注意しろって言ってた人だ・・・・・・
少し向こうから、広いアゴひげで威厳たっぷりの、48前後の背の高い、恰幅のよい男性が近づいてきました。
い・・・・・・・・威圧感があるな・・・・・・・・∑ヾ( ̄0 ̄;ノ
近藤「はじめまして、君が涼子お嬢様の婚約者か。 宜しくお願いするよ」
ルーク「はじめました、ルークです。 今後とも宜しくお願いします。」
近藤 「うん?キミは目のいろが、、、左右違うね。。カラコンは少し場がよくないね」
そう・・ルークの目の色は、 左がブルーに右目がグレイです。
両方ともブルーだったのですが、右目はいろいろ有り、変色してしまいました。
ルーク「 お見苦しいのは重々承知ですが、生来なもので・・・」
近藤「生来? おおぉ、ハーフだったね・・・こちらこそ失礼した」
ルーク「いえ、こちらこそ」
涼子「そうですわよ、おじ様!ルークさんに失礼ですわよ!」
横から、涼子さんがするどいツッコミを入れてきます。
おいおい・・・・・・・・・・・( ̄_ ̄ i)
近藤「おおぉ! 涼子嬢ちゃん、ますます綺麗になったねぇ・・・はは!失礼した」
近藤さんのイカツイ顔がみるみるほころんでいきます。
こう見ると、サンタに見えなくもありません。
涼子さん「ルークさん、ごめんなさいね。近藤おじさまは、私が小さい頃よく遊んでくれたんです。本当に優しい人ですから、お気を悪くなさらないで」
ルーク「いや、俺は何も・・・・・・」
近藤「ふふ・・・ルーク君。涼子お嬢ちゃん。ワシはまだルーク君を何も知らん。
結婚についても、良くキミという人物を見させてもらうよ」
ルーク 「は・・・それはごもっともで。」
涼子さん「なによぉ!いじわるなオジさま。ルークさんは最高の男性ですわよ」
キラっと、するどい眼光をルークに向け、 一瞬たじろぎました。
敵・・・・・・ではなさそうだけど、油断ならないオジさんだな・・・・・
栗田さん「お集まりの皆さま、一階のゲストフロアまでお越しください。準備が整いました」
栗田さんの快活な声が響きました。
どうやら、はじまるようです。 新年パーティー
はぁ・・・・・なんか憂鬱・・・・・
玲子さんの後ろ姿と、 近藤さん・ お父さんの背中を見ながら
そう思った、ルークでした。。
「新年パーティ③」に続く