渋澤先生と初めて出会った本です。



この先生,すでに他界されているのですが, タダ者じゃありません…



すでに周知かと思いますが,



裁判を起こされています いわゆる『サド裁判』,マルキド・サドの著作を翻訳・出版した罪でです。


この渋澤大先生,裁判当日どうしたと思います?




サボりました(笑)




関係ねー って感じで(笑)



このエピソードだけでも,普通の人と違う感じしますが



『快楽主義の哲学』



面白いです。



やりたいことをやれ! ってシンプルな主張じゃありません



やりたいことを突き詰めていくと,それは一種のポリシーになり…さらに社会からの攻撃に身をさらすことになる,それを覚悟したうえでの一貫した『自己快楽主義』とでも申しますか…


それを薦めているのです。


『やるならトコトンやれ!』 です(笑)





先生のほかの作品には,西洋の怪しい~短編を紹介したり,ドキツイもの満載です(笑)


あまり若い人には進められませんが(^-^;



この『快楽主義の哲学』のなかで印象的な言葉があります





『暇…これは大変結構なことに思えますが,実は大変深刻な病なのです,暇が過ぎると自殺したり死につながります。 まずこれを何とかせにゃならん。 世間を見渡すと,休日にはレジャー産業のあおりもあって,海! 海外旅行,と 大波のように人が群がります。
これは一種, 人間が暇を恐れて,なんとか暇という病魔なら逃げようとしているように見えます。』


読んだのは10年以上も前で,しかも手元にその本がないので文章はかなり違うかと思いますが,大体合っていると思います。




暇⇒病 とのとらえかたが面白いと思いました。




さらに『選挙に皆が行かなかったら,それはそれで改革になる。選挙当日は,会社に堂々と夕方出勤して,(なにしろ国民の権利なわけですから)…映画でもみてダラダラサボればよろしい。第一,民主主義とか言われてますが,真っ赤な嘘なのですよ。あんな紙きれ一枚だして,はい終わり…大変けしからん制度だと思う。さ,選挙を拒否してみましょう』




などなど (^-^;



国から嫌われそうな発言を堂々と書いて,出版した作品です(笑)




ただ先生は,大変な妻想いのかただったらしく…


エロ・サド系の作品を翻訳した人とは思えないギャップを持ちます。




尊敬する人です