W杯最終予選。日本vsイラク 戦を、マリノススタジアムまで観に行きました。
チケットを頂いたので、せっかくですから。たまには、お仕事早く切り上げて。
6万人の熱気はすさまじいもので、暑い暑い会場。でも、試合はちょっとダラダラでした。でも、お席はフィールドにとても近いし、楽しかった。スポーツ、するのも、観るのも、大好きです。
スポーツしている男性に触れるのは、もっと好きですけど。
でも一時期、サッカーニュースが始まると、目をそむけてしまった時期があったなあ。と、今となっては懐かしく思い出す。
昨日、会社の近所に住む男友達が、家まで車で送るよ。と言ってくれた。わーい。その帰途、R246。駒沢公園の近くに停まっていた、真っ黒のポルシェのカイエン 。思わず、窓の外を振り返ってしまいました。
あれは、今思っても大失敗、大失態であったと思う。
今年の4月、とある社長さんのお誕生会にお呼ばれした際に、会った彼。
正直に言って、その方が誰なのか。全く気づかなかったし、知りませんでした。
主役の社長さん、インパク値の高い別の社長さんに囲まれていて、彼とは別のデーブルでしたし、彼の周りには女の子が群がっていました。私の友人が、「Jリーガーだって!元日本代表だって!!」 と、妙に鼻息を荒くしていたので、はじめて「へえ、そうなのね」、と分かった次第です。
わたし、芸能人、スポーツ選手、そういった類の方って、正直に言って興味がないんです。
並外れて自己愛の強い方、女性にちやほやされて当然と思っている方。いわゆる俺様。「お前は何様だ」と言うお叱りを覚悟で、辛辣な発言をさせて頂くと。いったいあと何年、選手生命があるのかどうか?プロスポーツの世界。スタメン一本目で活躍するには、とても大変な世界であることは、たくさんの知人からの見聞で、十分に承知しております。
しかし、一度、ちやほやされること、遊び、贅沢を知ってしまう。なかなか、堅実な生活に戻ることは難しいと思います。来年は職なしかもしれないのに。そんな人を支えるほど、私は寛大ではない。と思うのが、彼らに惹かれない理由です。わいわいと遊ぶには、楽しいですけどね。・・・わたしも、もう若くはないですから。
しかしこれが、逆に彼の気をひくことになってしまったのだ。と、後で気づきました。
1軒目のお食事会では、ご挨拶以外、一言も話さず。
2軒目飲みに行って、少しお話しました。学生時代からの友人に、現役&元Jリーガー、Jリーガーと結婚した面々がおります。そのお話をすると、お年が近い&東京近郊の出身であるため、皆さんJr、Youth、国体、などで顔を合わせた、知り合いだったようです。また、彼のおねえちゃまが、うちのご近所さんだったり。いろいろ、"知ってる"つながりが、芋づる式に出てきてしまいました。
しかし、そんな世間話をした程度でしたが、彼の印象はあまり浮ついたところもなく、物静かで、落ち着いた、まともな、感じのよい方だな。とは思いました。
でも、私はまた、別の方とずっとお話していました。
深夜1時を回り、そろそろ散会に近づいた頃。
彼が、「俺、明日練習だからそろそろ帰るわ」、と言いました。
とうにタクシー帰宅を決めた私は、あらそうなのね。と、軽く 「じゃあ、また。」 と会釈し手を振りました。
すると。
この日の主役、お誕生日の社長さんが、私に向かって
「おいおい。帰るって言ってるから、エレベーターホールまで送ってやってよ」
と、私の手を取りました。
わたし、ホステスじゃないんですが。と思いつつも、「いいですよ」。と席を立つ。
エレベーターホールで、立ち話。そして、EVが来る。
すると。
今度は社長さん、「下まで行ってやれよ。」 とおっしゃる。
なんだか面倒だったし、私もそろそろ失礼したかったので、
「はいはい」といって、3人一緒に、下りのエレベーターに乗る。
彼は車で来ていたようで、駐車場から車を出すそうだ。と、さらに社長さん、
「車出て来るまで待ってあげてよ。こいつ、新しい車買ったから、見て。」
と言って、私を外に立たせる。
もう、なんでもいいや。と捨て鉢。車を待っていた。 ・・・するとその間に
「帰らないの?」 「どうやって帰るの?」と彼。
「タクシーを呼んで帰ります。どうぞお構いなく。」 と、丁重にお答えしました。
すると、お決まりの 「どっかまで送るよ」。
ハイ、来ました。
「いえ、遠いので結構です。ありがとう。お気持ちだけで。明日お練習ですもの。」
と、にっこり、やんわり、お断り。
そして、そんなやり取りの間に、やっと車が出てくる。
Porscheの4WD、Cayenneの真っ黒。
うーん、想像通りのチョイスだわ。と思っているところへ、社長さん登場。
手には、なぜか私のバッグとコート。
「????????????????」
社長さん、にっこり笑って、
「送りたいって言ってるから、送ってもらってやってよ。誕生日に免じて。」
「君のお友達は、僕が責任持って送る届けるから!」 などと、のたまう。
(うわぁー。嵌められたの!?これって、あんまりじゃない?)と、内心腹を立てながらも、六本木の路上で 「乗る」、「乗らない」 を延々と繰り返すのも、どうにもみっともなく、面倒である。彼らの面目も考え、面倒なのでここは、一つ乗ってしまおうと腹をくくる。
車高の高い、or、低い車に乗るのは、好きじゃない。乗りにくいから。今日は、ジーンズでよかった。と思いながら。小柄な私は車によじ登る。
「・・・・・・・・・・」 黙る私。
「・・・寒くない?」 「眠くない??」 と、彼。
「大丈夫です。ありがとう。」 「どちらに住んでいらっしゃるの?」と、聞いてみる。
「駒沢公園の近く。グランド近いから。」、と彼。
「あ、そうですか。」「じゃあ、駒澤大学の駅のところで、私降ります。そこでタクシーを拾って帰るので。すみませんがよろしくお願い致します。」 と、無情に言ってみる冷たい私。
「・・・・・明日、早いの?」 「会社、何時??」
「だいたい、10時からです。そんなに早くはないですけど、おうちが遠いので。」
と、にっこり答えてみる。
「・・・・そうだね。遠いよね。」 「でもいいよ、送るよ。姉ちゃん家が近くだから」 そう言って、彼は前を向いた。
その後は、車中流れるカーオ-ディオのHipHop系の曲を、「ねえ、これってなんて言ってるか分かりの?」と聞かれたり。監督が日本人ではないので(最近解任になりましたが)、コミュニケーションが大変。後1年で引退しようと思ってる。などという会話で、時は過ぎる。と、急に私は聞いてみたくなった。
「サッカー選手って女の子に人気あるんでしょ?」「女の子と遊びたい放題??」
「どうしてみんな、モデルさんが好きなの???」・・・相当に意地の悪い私。
彼は、「さぁ。俺はあまり遊ばないな。若くないし、そういう種族も好きじゃない。」
「そういう人としか出会うチャンスがないし、多いのは確かだけどね。」
「でも、普通に嫌な相手じゃなかったら、デートに誘われたら飯は食うけどね。1人より、いいじゃん。」
と、前を向いたまま、さらっと答えた。
拍子抜けな意外さだった。「ふうん。面白いかも。」と急に好感を抱く頃、駒沢到着。
【続き***2ndPART】
駒澤大学の駅前。車が停まる。
「俺は、明日11時から練習だから、早くないし、送るよ」
「いえ、本当にいいです。ゆっくり寝てください。私もゆっくり寝たいし。」
「だって、ここからタクシーで帰ったら。けっこうな時間とお金だよ?」
「いいんです。慣れてますから。」と、ドアを開けようとする私。
「待ってよ・・・。じゃあ、もう少し話そうよ。」と、彼。
「うーん、じゃあちょっとだけ。」 と、座りなおす。
「じゃあさ。嫌じゃなかったら、泊まって行けば?」「俺はUEFA見てるから、寝てていいよ」
「・・・・・」
見え見えの、展開だった。でも正直に言うと、車中の話で、意外性のある彼にちょっと興味を持った。
そして、無類の筋肉ボディ好きの私。現役Jリーガーには、さらに興味が・・・。
否。そうじゃない。両親のいない家に今から帰り、起きられる自信が薄くなってきていた。
「じゃあ、わかったよ。いいよ。もう遅いからそうします。さっさと寝ますので。」
「ほんと?じゃあ、そうしなよ。」
と、角を曲がり、彼のマンションへ。
およそ8世帯ほどの、低層のコンクリート打ちっぱなしのマンション。ガレージは、外車ばかり。
車を停め、お部屋に上がる。 片付いていて、すっきりとしたお部屋だった。
変わった間取りで、バスルームや水周りは、お玄関から続く外廊に面している。
室内にはスポーツ選手らしく、トロフィーや、もらいたての盾が飾ってあった。
彼はリビングの大きなテレビをつけ、「うわーもう2時か。みよっかなー。寝よっかなー」
と、迷っている。見ないで、VTRにして練習に行くと、確実に明日の練習で話題に上り、見る前に嫌でも、試合内容がわかってしまうらしい。
彼が、着替えると言い出した。
隣のベッドルームで背中を向けて着替える彼を、こっそり盗み見る。
サッカー選手としては、かなり細い彼。でもやっぱり後背筋の発達、肩・腕のラインが美しい。
適度に張りと温度を感じるその筋肉は、私が愛してやまないタイプの体だ。
着替えが終わり、彼が私にも着替えを貸してくれる。とても、大きかった。
彼は、DVDをいじりつつ、「観ようかなー。寝ようかなー。」と、まだ迷っていた。
顔を荒い、歯を磨き(私、あまりお化粧していないので、すっぴんに抵抗がないんです)、ソファで本を読む。
すると、これまたシナリオ通り。彼は
「やっぱり寝るわ。明日は誰とも話さないで、家に帰って観る。」
と言って、テレビを消した。
「寝ようよ。遅いし。明日仕事でしょ?」
少し緊張気味な私。私、本当に不器用。何歳になっても、この類のシチュエーションが苦手。
何となく挙動不審なのを隠しつつ、ベッドに滑り込む。けっこう、肌寒い。
寒くて、ちょっと小さくなる。すると
「寒いの?」と言って、不意に抱き寄せられた。
言葉はなく、頷きそのまま、胸に顔をあててみる。
暖かく、広い胸。弾力のある腕。予想を裏切らず、筋肉の質感が心地よかった。
【続き***3rdPART】
そしてまた、眠りに落ちた。
"あぁ、結局また寝てしまった。だらしないなぁ、私。"と反省しつつ。
ひとたび起こされるが、私はまだ眠たかった。彼は、なんだかんだと言いつつ、携帯で昨晩の試合結果を調べ、ぶつぶつと言っている。またしばらくふざけ、話ながら、「もう、時間だよ。あと30分で出るよ」の一言に、重い腰を上げる。
シャワーを浴び、のろのろと着替える。彼は、練習の支度を整えていた。
駅から歩いても5、6分程度の距離だと思うので、固辞したのだが、車で送ると言う。
車に乗って、またいろいろな話をする。あっという間に、駅に到着。
「じゃぁまた。」と言って車のドアを開けると、腕をつかまれる。
「携帯とか、連絡先。教えてくれないわけ?」と彼。「あぁ、そう言えばそうね」と。彼の携帯に着信を入れ、「じゃあ近々飯でも食いに行こう」と、その日は別れた。
翌日、出勤して気づく。"昨晩、お買い物をした紙袋を持っていたんだった。どうしたっけ?" "・・・あぁ、そうだ。自分で荷物を取って帰らなかったから、あのバーにあるんだ。"と気づく。
しかし。お店の名前も、場所も定かではない。さて、どうしたものか。
"なんだか、口実みたいで嫌だなあ"と思うも、やむを得ず、彼に電話する。
「おお、どうしたの。今日間に合った?大丈夫だった??」
「うん。ありがとう。あのね、昨日のお店に忘れ物したから、取りに行きたいんですが、電話番号も名前も分からないの・・・」
そんなやり取りをしている間に、昨晩一緒だった友人からメール。彼女が、持っているらしい。それをまた報告すると、「よかった。じゃあ、電話するからメシ食いに行こう」と電話を切った。
それから、10日。音沙汰なし。いやだなあと思いつつ、スポーツニュースやwebで試合日程を見てしまう。
結構忙しい。オフはほとんどない。月1。ここしばらくは遠征中だったようだ。
私も、出張を控えて忙しかった。しかし、彼が帰京しているであろうある日。なんとなく気になって、またオフィスから電話してしまった。
「おー。元気?どうしたの??」何事もなかったかのような対応。
出張に行く旨を話すと、その当時ちょっと危険な国だったため、心配された。
「ほんとに、行くの?大丈夫なの??気をつけてよ。」「で、いつ帰ってくるの?いつまで??」 連休中に帰ってくる旨を告げると、
「そっかー。俺は連休ずっとまた遠征。休みなしだよ。」
「帰ったら、じゃあ飯でも行こう」と言ったのが、彼との最後のコンタクト。
出張から戻り、連休が終わった。彼のオフの日も、終わった。
なんだか私も面倒になり、そもそも、私のターゲットじゃなかった事を思い出す。急に、ボルテージが下がる。
いったい、なんだったのか????
電話する気がないなら、わざわざ呼び止めてまで聞くことはないと思うし。行く気がないなら、誘わなきゃいいのに。M女の私、冷たくされると、気になる。背を向けられると、こちらを向かせたくなる。全て彼の思う壺か。
別に、大したことはない。ほっといてくれればよかったのに。と思う。
それから暫く、サッカーを見るのも嫌になった。今では何とも思わないけれど。
実は、この彼のチームメートで仲のいいプレイヤー(多分キャプテン)は、私の友人ジャイアン君の仲良し。また会っちゃうんじゃないかと、かなりヒヤヒヤしている。ジャイアン君に関しては、また後日書きます。
芸能人、スポーツ選手。この類は、「自分に興味がない」と思うと、「いや、そんなはずはない。」と、何とか自分にアテンションを向けようとするんですね。きっと。
誰かこの深層心理の分かる方、私にご指導ください。