今回の旅、締めのBig Eventは、新蕎麦。


お目当ての、「長坂翁 」へ。

かつて、蕎麦の三代名人の一人である高橋邦弘氏が直々に腕を揮っていたというだけあって、
数多ある「翁」の系列の中でも知名度は抜群。メニューは「翁」らしく、非常にシンプル。

ざる、田舎、釜あげ田舎そば(冬期限定)、焼きみそ、わさびの醤油漬けの5品と、ドリンク類のみ。

わたくしは、釜あげ→ざる、と2枚立てコース。


image.jpg 甘めのかえしは、関西人の我々一家にも優しいお味。

甘味ある田舎蕎麦を釜揚げにし。

寒さで冷えた身体に染み入る温かさ。

ちょっとコシが・・・と思う風もありましたが

ざるをいただいて、やはり美味しいと実感。

しこしこと腰があり、つやがある麺は新蕎麦ならではの香り。

焼き味噌とわさびとともに、たっぷりと蕎麦湯もいただき。

ご満悦で終了。


先日、ちゃきちゃきの江戸っ子、銀座の売れっ子ちゃんから

ご教授頂いたのであるが。

image.jpg 江戸前作法では、お蕎麦は噛まない、切らない。

「ずっ ずっ ずずずっっ」と、お箸を使わずすすり上げる。


たしかに、こうすると美味しそうに見えるが、

下手だと、おそばが上がってこない。


若かりし頃は。

お蕎麦もラーメンも音を立てて食すのに抵抗があり

蓮華に乗せていただいていたものであるが

やはり、麺類は音を立てていただいた方がよいのかな、

と思ったりする大人のお年頃?


食べ物をいただくときの所作は、私にとって大切なPoint。

何でも、美味しくなさそうにいただく方や、音を立てて食する方、

ぽろぽろこぼしたり、口にしたまま話す方は、

見目麗しくとも、ちょっと同席ご遠慮願いたいな、と。

逆に、おとりわけが上手で、美しく食する男性。

過去に何人か、ますます惚れ直したことがあり。


食、睡眠、性欲。人の三大単純欲求ですから、やはり感覚を重視したいと思う今日この頃。

無条件に美味しいお蕎麦は、幸せを運んでくれるのでした。 いくら美男美女でも、これをやっちゃおしまいよ!