暑さも本番。暑くなると、不思議と辛い食べ物を欲する。
暑い国がスパイシーなものを食べるのは、ひとつに保存。ひとつには健康促進だと聞いた。
たしかに、以前ムンバイにいた際に口にしたものの95%は、極辛いか、極甘いか。
(他国料理は別として)であったことを思い出す。
そんなわけで。
十番のSosonje(素饍齋) へランチに向かう。
『ソソンジェ』は、韓国ソウルの高級住宅街・三清洞に本店を持つ韓国家庭料理店。
ただ辛いだけではなく、“身体に優しい料理”を心がけるオモニ、金仁淑さんのお食事。
ご主人が研究されている森林保護運動の影響で、摘草の文化を勉強し、それが食卓に並んだと聞く。
有機野菜や吟味した素材に化学的な添加物は一切使わず、
10年ものの自家製味噌に酵素入りの調味料等々、できるだけ自然な食材を用い
家族の健康を考え、一品一品を丁寧に健康を配慮した韓国料理を提供している。
“ポッサム”は通常のものとは違い、キムチ然としていない。
お醤油味をベースの煮豚を、にんにくの葉で巻いたもの。
野菜や果物の甘みでしっとりと柔らかく煮た肩ロースを、
山ニンニクとお醤油味のカンジャンキムチとともに包んでいただく。
にんにくの香りを裏切る、味わいやさしい。
さらに、どうしても食べたくて、ビビンパも追加。
締めのモモシャーベットも、なんだかねっとりと柔らかい食感。
元気をもらって、今週も乗り切ろう!