なんとなーく、書店をうろついていて。

なんとなーく、手にとってしまった本。


かの、レイチェル・ゾーイのファッションブック。


"Style A to ZOE" by RACHAEL ZOE


RachelZoeと言えば、"ミス・レーズン"。

Hollywoodのヤングセレブレティ御用達のトップスタイリスト。

ショーや有名ファッション誌のスタイリストとしても活躍し、

彼女が仕掛けるものは絶対に流行る、とまで言わしめた

有名なファッションセッターであります。


Zoeが最も名を上げたのは、太めでパンキッシュだった

"パーティーガール":ニコール・リッチーを、若者のファッションアイコンに押し上げたこと。

ふと思った。これはもしや・・・。


出版すると噂になりながら、いつまで経っても出てこない、かのNicoleスタイルブックの原本では?

と思い。思わず、買ってしまった。


彼女の手にかかると「スキニー」「小麦色」「ブロンズヘア」「囲み目メイク」等々になると揶揄もされるが、

クライアントたちは、授賞式に着ていくドレスを相談しコーディネイトしてもらうばかりか、

普段のショッピングにもお付き合いも同行。privateのコーディネートまでを依頼するそうだ。

その顧客リストは、ニコールをはじめ錚々たるもの。



・ニコール・リッチー

・ミーシャ・バートン

・リンジー・ローハン

・ニッキー・ヒルトン
・キャメロン・ディアス

・ジェニー・ガーナー
・キーラ・ナイトレイ
・ポーシャ・デ・ロッシ
・ジェシカ・シンプソン
・アシュレイ・シンプソン
・ケイト・ハドソン
・グウェン・ステファニー
・ブリトニー・スピアーズ
・シェリル・クロウ


等々・・・。

(昨今のブリちゃんには、Zoeどころかスタイリストの陰すら窺い知れませんがね・・・)


ニコールはZoeと2年間の蜜月から決別、新しくCristina Ehrlich(clientはジェシカ・ビールとペネロペ・クルス)と契約。

低体重の治療をし、ダークカラーの髪に戻したたとも言われており。

諸々の騒動以来、Zoeはもはや、"ちょっと前の人"、かつての飛ぶ鳥を落とす勢いではないようですが。

やはり、センスのよさは窺い知れます。


Victoriaのhalf-inchは好みではありませんでしたが、ソニア・パークなどの本がお好きな方ならいいかも。


余談ですが。

Clientの若者たちと、35歳のZoeの関係は親子鷹のよう(↑左の写真なんてまさに)。

まるで亀田親子のようだと思ってしまったことは、この際棚上げしましょう。
他人を通じて自己投影、自己実現をするのかなー。なんて思ってしまいますが、

一時代を作ることのできるスタイルというものは、やはり嗅覚と感性が無くては成し得ないものでしょう。