恵まれたことに。私は肌が丈夫である。年齢より若く見えるのは、肌質もあるだろう。
「全身肌が綺麗で、触ると気持ちいい」と、しばしば言って頂けることなど、この上ない幸せで。
両親に感謝。
ただしそれは残念ながら「透き通るような、白い肌」の類ではなく。
キメが細かく、すべらか。つるん、としたスムーススキンと言うこと。
幼児期からの水泳、テニス、ゴルフ。陽光を存分に浴びて育った結果、元来白かった肌は褐色に。
そばかすは無数だが、よく食べよく飲みよく遊び。顔も洗わず寝ちゃう日も時々あるのに(酷い・・・)。
皺やニキビ、ぶつぶつはない。
私の考える、美肌レシピの基本はシンプル3-step。
1) 落とす:落とし過ぎないこと / きちんと落とすこと
2) 保湿: 余計なものを与え過ぎないこと
3) 防ぐ: 紫外線を防ぎ / 防ぎ過ぎないこと
これに尽きると思います。
美白信仰の強いアジアでは、SPF30、40と言ったの高いプロテクタが人気ですが、
私個人的には、これらは日常には不要かと。
なぜなら、日焼け止めの主成分は、紫外線「散乱材」と「吸収材」の2種類。
強い効果を発揮するのは、後者。
乱暴な表現をするならば
「散乱」はブロック。要は物理的に防ぐ=皮膜と反射。
要は昔からある日焼け止め。効果を求めると、馬鹿殿みたいな白塗りになるタイプです。
「吸収」は化学反応。要は肌の上で紫外線を限りなく熱や無害物質に変える。
使用感は軽く透明なテクスチュアが多いが、肌の酸化を促進し負担大。
だからね。使い分けが大切だし、不必要に塗り過ぎてもいけない。と思うわけです。
さらに、汗や皮脂に耐性があり、密閉性の高い日焼け止めは、当然落ちにくい。
密閉もケミカルも肌への負担大ですから、肌の乾燥やこわばりは、日焼け止めが原因である場合も。
肌を休め、塗り重ねた化学物質をきちんと落とすことは必須だが、
落とすために必要以上に負荷がかかり、皮脂=肌の保護膜も失われることを忘れてはいけない。
よほど脂性の方でなければ、20代後半~は、洗顔は1日1回程度、落とし過ぎないほうがずっといい。
男性のほうがお肌が綺麗な理由には、皮脂分泌量が4-50代まであまり減少しないからですし。
皮脂=悪と誤解されがちですが、肌を外因刺激から守り、水分を維持する保護膜です。
クレンジングや洗顔は、最低限であるべきと考えます。
だいたい、いくら30、40、50のSPFを塗っても、50時間落ちない日焼け止めなんて存在しない。
値の高いもの塗って安心していても、仕方ないということ。
最低限のものを塗り直す手間を厭わないことが、肌への負担を減らすことになる。
そんな私が愛用するのは、この子たち。
いずれも15-25程度のものだが、敏感な私の肌にも刺激・乾燥がない。
niveaはウォータージェルと言うだけあって、からだにも顔にも使える軽い使用感とのびの良さ。
800円程度なので、惜しげなく塗り直せるのも魅力。
パウダーのPeter Thomas LOSS、L'orealは、日本未発売かも。
kenzokiは香りもよく心地よい使用感。15と値は低いですが、十分護られています。
ゴルフや海に行く際には、密閉性の高いものを使用。
かなり、塗った感あり。ですが、焼けない。
ファンデーションを塗ると、お帽子やシャツが汚れる。
カヴァー力もあり、なかなかでございますが
どうしても、息苦しさを感じてしまう。
余談ですが、SPF値の高い日焼け止めを塗る際に
乳液や負担の少ないものを混ぜるor下地に塗ると
使用感が改善されます。
紫外線防止。日焼け止めに頼らず、帽子やサングラスなど、物理的に防ぐことも大切。
とにかく負担をかけず、水分を失わない。これがトラブルを避ける最大要素ではないかと。
秋になり気持ちよい季節。汗線が閉じ、乾燥が気になる季節です。
みなさまもお肌を上手に守り、自分なりの美肌を~!そして、お薦めも教えてくださいね。