今年の秋冬は、タイツ真っ盛り。Must have Itemでございます。


でもね、タイツ。

匙加減では、かなりお子ちゃま的ビジュアルに仕上がってしまう危険要素でもございます。

そのへんで手にとって買えるもので、ストック用のアイテムもありますが

やはりお洋服の一部。手抜きせず上質のものを選びたい。


過去10年以上毎年タイツ愛用者代表、いけてるタイツを模索した三十路といたしましては

諸処のこだわりPointがございます。



・マットでも、シアーでも。肌にぴったりと吸い付き滑らかでなくては。


たるみや、ごわつきのあるもの、筋の入ってしまう素材や編み方は論外。

スタイルによって、薄手の15-20Dの透け感あるものから、60-80Dのマットなものまで。

お素材もスタイルによって変えたいところ。ナイロンやモダールのfuturisticな光沢opaqueから、

シルクやカシミヤを織り込んだwarm感ある肉厚のもの、MissoniやKENZO、PUCCI等のプリントまで。

生脚だと行き過ぎ感のあるJohnson'sやミニワンピースにあわせ、抜き感を出せる優れもの。

暖かい機能性のみならず。タイツ=子供っぽい、カジュアル、では無い公式を描くのが楽しさ。


・微妙な色加減でなくてはならない


黒一つとっても、スミクロやシアー、玉虫諸々あり。

そして特にグレー。選択には細心の注意が必要。

新卒OLの頃、先輩に「ネズ公」と呼ばれた園児タイツ

(wolfordなんだけどね)の苦い経験を持つ。

・アウターによって、形態も変えるべし。


ホーザリーも様々。浅穿きのボトムスが多い昨今。

ニーハイやThigh-High(ガーター)を上手に利用したいもの。

ショートパンツやミニスカートの腿の編み替え、

ウェストからゴムが見えるなんて、ありえない。


目下私は、このsisiのタイツヘビロテ中。




本日は、そんなわたくしの望みを叶えてくれるタイツたちを、ご紹介致します。

やはり真っ先に選ぶのは、王道。

Wolford

1949年創業、ドイツの老舗高級ブランド。

現在はレッグウェアのみならず、インナーウェアも手がける。

Valentino、Armani、Missoniのコレクションにも提供。

世界のメゾンも認める洗練されたスタイルのタイツブランド。

多種多様な素材、スタイリッシュなデザインは、やはり秀逸。


「ホーザリーのロールスロイス」「オートクチュール」と称され

故ダイアナ妃をはじめ欧州ロイヤルファミリーや社交族、
スーパーモデルやアーチストに根強いファンを持つ。


繊細な柄や滑らかな履き心地の秘密は、Vorsprungなドイツ最新技術が裏付ける、ゆるぎない確かなもの。

もはやファッションを超えたドイツマニファクチュアの結晶、世界的に革新的な製品ゆえ為せる技。

世界の繊維メーカーとの共同開発による合成繊維は、常に最高の糸を使用する環境を確立。

さらには機械の改良等、最高品質へのあくなき情熱と探究心に基づき研究・開発された至宝のホーザリー。

Wolfordが持つPatentの主たるものを見るだけでも、その革新的技術力が垣間見えるのでは。


●2重カバーリング開発糸:360度に伸縮可能。ファッション性を備え、伸縮性・耐久性・フィット感に優れる。   ●職人の手によって縫合される前後フラットシーム。やわらかく、肌に優しく見た目も美しい
●快適なつま先内側:職人の手業縫合細かく密集したステッチはフラット。履き心地と耐久性を向上。

●伝線ストッパー:シーム・ウエストバンド部のニッティング方法改良により、着脱時の伝線をストップ
●手縫いのダイヤモンド型ガゼット(マチ):サイズと比例した面積のマチは身体の動きにあわせ360度伸縮


私の中でタイツの王様。右に出るものなし。

Pierre Mantoux

1932年ミラノのジャングロッシ家創業。こちらもイタリアの老舗ストッキングブランド。

洗練された大人の女性の脚を飾るにふさわしいフェミニンな高級感。ソニア・パーク女史もお薦め。

パリ・ミラノコレクションで有名メゾンのショーで脚光を浴びた上質でスタイリッシュなブランド。

薄く、肌に吸い付くようなフィット感。透明感抜群のストッキングは、女性誌でしばしば

「履くだけで美しい足になれる!」と取り上げられる魅惑の品。

wolfordのしっかりしたドイツマニファクチュアと比べ、やはり女性的であるゆえデリケート。
femというプレーンなラインは、2,000円前後で購入できる。ストック用にできる価格帯で、愛用中。
青山に路面店 もあり。



Fogal

パッケージもカラフルでスタイリッシュ。スイスブランド。

写真はウールとカシミアのシックな黒いタイツ「Nepal」(70% Wool, 15% Cashmere, 15% Nylon)。

微妙な色使いやカラーパレットは右に出るものなし。

ちょっとサイズが大きいのと高いんだな・・・・。


その他、laPERLA、Calzedonia、Cecilia de Rafael、

OROBLU、Antipast、Trasparenze等々。

ホーザリーの歴史の違いからか。

どうしてもヨーロッパブランドが優勢の感ありですが。


日本ブランドも、負けてはおりません。


昨今大人気のブロンドール/17℃。

ファッショナブルで旬のスタイリング。完売も相次ぐフィーバー振りは、日本アパレルの底力を感じます。

しかし、私がお気に入りなのは、femozione


知る人ぞ知る福助のラグジュアリーライン。

日本のブランドもがんばってるんだぜ、と感じさせる美しさ。

こちらのブラックタイツは、光沢があり秀逸。

日本人にあわせたパターンはさすがです。

私はいつも品川のecuteで買っていますが、

お値段もインポートに負けないのが難点。

よく見ないと、イタリアモノのライセンスかと思う仕上がり。



そして。高級なものばかり履いているわけではなく。Dailyなものも追記しておきます。

MUJI/UNIQLOと並び、カラーリストや質感を選べるのが「靴下屋

1,000円以下で買えるラインナップと豊富なカラリング、滑らかな質感は素晴らしい。

こちらのラメタイツは、ちくちくしないのでお肌の弱い方にもお薦め。


ぜひぜひ、みなさまもお薦めのタイツがあったら教えてくださいませ。