週末、一緒に船に乗っていた友人に尋ねられた。


「ねえ、今日もすっぴん?すっぴんを綺麗に見せる秘訣って何なの?」

「ファンデーション塗ると野暮ったくなるんだけど・・・。なんで、すっぴんだと垢抜けた顔になるわけ??」


すっぴんがいいかどうか、と言う議論はさておき。これ、単純なルール。わかりやすいお話。


要は、「足し算」しかできないと、服装も顔も、野暮ったくなる。ということ。

足し算は、緻密な計算とテクニックが必要なんです。凡人の足し算は"ヤリスギ"でしかありません。

だったら、引けばいい。ただ、それだけのこと。うまくできないなら、潔くやらない。

できることだけ、1つでも2つでも丁寧に、緻密にやること。それだけだと思うんです。


例えば、ファンデーションを塗るにしても。プロの如く何色も混ぜろ、とは言わない。

一般的な女子は、おそらくファンデって1色しか持っていないと思うのですが。

それを、きっちりきっちりと几帳面に塗り込んだら

せっかく顔が持つ元来の凹凸は無くなり、能面のようになるのは当然の結果。

絵を描いたことのある方なら分かると思いますが、1色で塗ると立体感は出ません。

だったら、塗り方で濃淡をつける。あくまで、薄めに。

目の下、鼻筋の付け根から、ファンデを塗リ始め、エッジに向かって薄くなるように延ばすとか。






ファンデが1色なら、せめて、顔の骨格に沿って明るい下地を入れるとか、

フェイスラインに沿って暗い下地を入れるとか。

その場合にも、適当にやらない。ひと手間掛けてせっかくハイライト入れるのならば、

鼻先まで塗りこまないとか。黒目の幅より外側に入れないとか。

チークも、目頭より内側に入れず、眉毛の先とチークの消失点を合わせるとか。


ただ、ハイライト入れてシェーディング入れてチーク入れてアイライン入れてマスカラごってリ塗って

眉は作りこみ、アイシャドウも塗って口紅&グロスてかてか、巻き髪・・・。なんてことになったら。

撮影用かフォーマルの顔。要するに、日常では浮きまくる、"作りすぎ"の顔。野暮ったくなっちゃう。


spotやニキビ跡を、コンシーラーで。細筆で塗りつぶすなんて時間の無駄!

もし、その日が結婚式やパーティーやお見合いだったら、もちろんお気張りやす。

でも。20分掛けて塗りつぶすなら、20分長く寝た方がお肌にはいい。

見せたくないものを隠すんじゃなくて、見せたいところを強調し目線を導く。

年を重ねていくと。そんな、"引き算"のマネージメントが必要なんだと思う。


足すことって、簡単なんだと思う。どこかに手を入れると、バランスでさらに手を入れたくなる。

それを、我慢してみる。


例えば。瞳を強調したいなら。

アイラインを入れてボリュウムマスカラ、エクステでドーリーもいいけれど

その時は、眉毛はナチュラルに仕上げる。ちなみに私はアイラインを入れる日は、眉は描かない。

そうすると、目元への視線がすべて目に集中するから、目の印象が強くなる。錯覚を利用するんです。


眉描かないと無理!と言う方なら。せめてパウダーで軽く載せるだけにするとか、

目元作りこむなら、リップはナチュラルにするとか。

アイラインも、いつも黒じゃなくて。ゴールドやパープル、馴染む色を探してみるとか。

真っ赤なネイルにするなら、思い切って短くするとかね。

そういった引き算が"こなれ"になるんだと思う。

これは、何度も自分の顔と向き合わないと。何回か失敗しないと、マイルールが見つからない。


メディアに書いてあること、誰かが言っていることなんて。ほぼ全て、「売る」ための戦略。

そんなことに惑わされず。自分のルールを見つけましょう。


これ、ファッションでも同じ。次回は、ファッションの引き算ルールもおまけに。