どこまでも勝手。どこまでも俺流。
久々に、古い友人と有楽町の鳥次。
彼女はNYの友人の元同僚。彼女も、少し前に結婚直前に退陣。
お互いにあれこれ近況を話し、楽しいひとときを過ごす。
帰宅し、ゆっくりと入浴。
今日一日に思いをめぐらせ。
「いつでも、いつまでも可愛く元気で素直な。あなたらしい幸せな道を見つけてね」
「幸せになるために、過去は手放そうね」
そんな今日の話を反芻し、就寝。
深夜3時。けたたましく携帯が鳴る。
「通知不可能」
時差的にも、彼 かと思ったため。おもわず、眠い目をこすり電話を取ると。
B男。
「ずいぶん長電話してたなーお前。ずっと話中だったよ」
そう。Bの携帯は既に着巨してあるからだ。電話を見ると、その前に不在着信12件。
「深夜ですが、何か急用?寝てたんですけど・・・・」
「話中だから起きてただろ?嘘つくなよ。お前は本当に嘘つきだな」
意味不明の会話が続く。
事務的に、昨今の私の就職活動や紹介頂いた共通の知人との会合内容を報告した。
「お前に○○や△の就職を斡旋しようと思った。あるいは、XXの会社で働けば?」
「実績地作った方がいいし、ビジネスでかくないと遠回りだろう?」
「がっつりfundで稼いで、俺にMargin払ってくれ」
相変らず、ストレッチに主眼を置いた、勝手発言。
かつての私なら、ストレッチする可能性に夢を描いたのかもしれない。踊らされたかもしれないけれど。
今は、身の丈でいい。話は私を素通りする。
饒舌に話しつづけ、相変らず私をネタに楽しそうに笑っていた。
間違いなく、結婚が私に知るところとなったから電話して来たに違いないのだが。
意味不明である。
「また、何か変化進捗があればメールします。もう遅いし、明日も仕事でしょう?」電話を切ろうとした。
延々と勝手に話しつづける電話の向こう。
「いや、俺3月丸々仕事行ってないの。Projectはクローズになったんだよ。だから毎日ヒマ」
「ヒマだから、Wii買った。ボクシング対戦しようぜ。面白いよ。」
何で私がお前とビデオゲームに興じなくてはならないのだ。
怒りをそのままぶつけ、「奥様となさったらよろしいでしょ?」と終止符を打つ。
すると
「いやーそれね。意味不明なんだよ。寝てたらやってきて、いきなり判子つかされたの」
「でも、僕ちゃん一人が好きだから、ずっと1人でここに住むの」
んなわけない。
阿呆がいた。
あまりにくだらなくて、話に付き合ってしまった自分に自己嫌悪。
無言で電話を切り、電源を切った。彼からの電話、かかってくるわけないのにね。
無駄に睡眠を削ってしまった。目が覚めてしまい、ワインを半分ほど飲んで就寝。