Chap.2,DAY9:Mar, 10th. 2007. Tijuana and SanDiego


悶々と悩んでも、仕方ない。愉しまなきゃ。

ということで、気分転換。今日は念願のメキシコ、ティファナへ独り旅敢行!

地図も持たずに飛び出した、無謀なメヒコ一人旅。 メキシコシティには到達できなかったが。ひゃっほう。


SanDiego ~ strawberry field ~ Border


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Border ~ TIJUANA DownTown


胸にぽっかり空いた穴をもてあましつつ。賑やかなバディたちも見つかり、1日だけのさすらい旅。
ひたすら明るい街と人。セニョリータ、マルゲリータ。私だけをそう呼んでくれる相手は、どこにいるのか。

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お昼、ティファナのDowntownへ到着。
国境を越えると、そこはキッチュなカラフルな。どことなくノスタルジックなラテンの世界が広がっていた。

XX(dos ekis)の看板。街中Mercadoの食堂でタコスとグリルのランチ。激ウマ。

もちろん、TECATEとCORONAをぺろり。

続いて、私の定番。博物館巡り。このまーるいla LUNA宇宙科学ドームを堪能。

でも。スペイン語しか記述がなく。奇しくも先月DCで観たものが予備知識となる。


おーーーーーーーーーー。!No del Oh!


スペイン語思い出せません。 カタコト。poquito poquito。

強烈な客引きを"No deseo tomarlo."で何とか断る。あとは"como se dice en es espanol?"何でも聞く。






そして、楽しみはel Beber。ワインとビール飲んだ暮れツアー。

大好きなお酒で楽しくなる魂胆。単純です。

LAと違って、年齢を聞かれず飲めるから嬉しい。21歳にすら見えないなんて悲しすぎ。


まずは、メキシコNo.1のワイナリー、LA. CETTO (ラ・セット) へ。VINO、VINO。

はやる気持ちを押さえ、まずはメキシコワインのルーツを聞く。実はカリフォルニアより古い。

1594年。アステカ文明を滅ぼした人々が、北メキシコ砂漠の真ん中で発見したOasisに遡る。


その後1920年代、イタリアからドン・エンジェル・セットがその地に移住し、ワイナリーを設立。

以降、現在のメキシコワインの90%は、バハ・カリフォルニアで製造。

ラ・セットは3000エーカーのワイン畑を所有し、樹齢70年以上のジンファンデルの木を所有。

世界の新興ワイナリーの中で、注目株。バハで最も古い、最大のワイナリーだ。

いよいよ、試飲。nabbioroの赤を気に入り13$でget。安いー!
明日、私も彼もそれぞれ友人と会う予定。それぞれへのお土産にしようと3本購入。

1本は、わたしが部屋に戻ってから独り、アメリカバイバイ別れの宴用。




ワイナリーを跡にし、さらにブリュワリーへ。

Cerveceria Tijuana 。地ビールの蒸留直営店でできたてビール堪能。






ちなみに。

旅のバディは、ドイツとポーランドから来た女子大生。

彼女たち21歳未満のため、飲めません。残念~。

しかし、私に付き合い一緒に行ってくれたのです。ありがとう。


コーラ片手に、彼女たちは私の写真をぱちぱち撮って、「どんな味~?」と聞くので、

こっそり彼女たちにジョッキを手渡しお味見。

本場ドイツのビール談義を交え楽しむ。


私はbrava(ちょいブラウン)とguera(スタンダード)を飲む。渇いた喉元気に。

焼きたてフレッシュなタコチップも美味~。

かなり、元気回復。
街の日は傾き、今日も終盤に突入。


Border ~ SanDiego OLD TOWN


道中、「ほんとに1人!?夜は危険!」海外在住の長い友人にも愕かれたため、
夕方にはMexicoを後に。税関でワインを見せると、「何歳?」お約束の質問。
パスポート見せてるんだから、確認してよと笑うと、「本当は1本までだけどいいよ!」とスルー。

日暮れ時、Back 2 San diego, OldTownにて、早めの夕食。教会前の街角のビールスタンドにて。

またビール?また飲むの??というバディの突っ込みを無視し、さらにビールとクラムチャウダー。


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街の名物、Yards-Beer。これが、また笑える。さすがアメリカ。
長けりゃいいってもんじゃありません

これでhalf-yard。ギャグとしか思えない。フルだと、椅子の上に立って飲みます。笑
外はすっかり日暮れ。
さて、現実に戻るとしますか。

明日は、久々に中高の同級生とLAディト。 残すところ、あと3日。
現実逃避の旅、そろそろおしまいにしなきゃね。

自分の道を、自分の足で歩かなくては。


でも。


せっかく買ったワイン。帰途にて紛失、とほほーーーーーー。 お後がどこまでもよろしいようです。 。。。


ワインをなくし、今日の1人宴の友を無くしたため。

LobbyのPizzaHatにてビールを2本購入。氷をクーラーに入れ、突っ込む。

ビールを飲みながら読書していると、いつしか寝てしまう。

彼が部屋に戻って来た気配があるも、金縛りのように動けない。

PCに向かう背中を、そっと薄明かりの中見つめる。

少しの時間をおいて、ベッドに入ってきた彼に漸く目を開く。

「ごめんね。起こしちゃった?」

「だいじょうぶ。帰ってたんだね」

「Mexico、どうだった??」

そんな短いやり取りをし、ベッドに潜り込む。 長い1日が終わる。残りは、3日。この溝は埋まるのか。

いつもと同じように背中越しに彼の彼の体温を感じながら、ぼんやりと考えた。