久々、晴天のWeekend。

海から吹く風は湿り気を含み、あたたかな空気に包まれる。


早起きをして、本を読み、片づけをする。


会社から持ち帰った、膨大なコスメの山の真中に座り、

饗応しく、母と物色する午後。


また、見合いの話をされる。


そんな話から逃れようとしたことと、

あまりに気持ちがよいので、散歩をしようと思った矢先。



突然、風は冷たく肌にまとわりつく。

体温を奪うような、不快なものに変わった。


と、


大粒の雨。


なんて、ついてないんだろう。と思った。


予測せぬ出来事に、呆然と立ち尽くし、濡れそぼる。

雨はややもすると小止みになり、やがてあがった。


風も、嘘のように止んでいた。凪。





ふと見上げると、虹。


予期せぬ不遇に、呆然とすることはよくあること。

でも、その後に。

さらに、予期せぬハッピィが待っていたりするものだ。


よーし、今日もまだまだがんばろうっと。


車を出し、荷物、取りに行って来よう。


ひとつの、Epilogueのために。

また新しい、まだ見ぬ虹を、掛けるために。




今度こそ、虹の橋を渡り虹虹の彼方へとゆきたいものである・・・。