本日、体調不良を押して、接待会食に参加。

所要で、1時間ほど遅れる。



白金の、とあるオサレ系Italian 。到着し、予約名を伝えると


受付係が、


「お荷物と、上着をお預けください」


と、おっしゃる。


荷物は席まで持って行きたかったし

寒かったので上着は脱ぎたくなかったが


「寒いので」


と答えて素通りしようとすると


「では、お荷物だけでも」


ということになった。@20:40.


最奥の個室に通され、のんびりと食事を頂く。



私の危機管理が甘いのだが、約2時間後。@23:10.


店を出ようと、荷物を受け取った。


瞬時に、異変に気づく。


財布 が、ない爆弾


小銭入れも、ない。

定期も、ない。



血の気が引いた。


しかし、ないものは、ない。


かばんをひっくり返しても、出てこない。



気に入っていたプッチのお財布も

買ったばかりの定期も

それなりにショックではあったのだが


それよりも


あの人の連絡先を書いた紙が、無くなった。


これは、もう。あの人を諦めろ、という神様からの告示なのか。

折りしも、今日は彼にとって記念すべき日なのだが

私には、電話をすることができなかった。



そして、本当は。

ずっと応えをもらえていない別れ話に、ビッグピリオドを打つために

徒歩3分の、彼の家に寄るつもりだったが。

それも、かなわずに終わってしまった。



帰宅後、Resumeのことで話していたB型男に(もといAね、>さくらこ嬢)

「お前のことは、好きだけど深入りできない。」

「だって、惚れたら痛い目に遭いそうだから。」

「俺は、俺がかまってあげなきゃな。と思う奴を相手するよ。」

「まぁ、いいじゃん。お前モテるんだし。すぐ、次、でしょ?自由人だし。」

「人のこと詮索もしないし、されるのも嫌いでしょ?」と言われる。



深夜4時。涙が溢れた。人知れず。

誰かの前では、決して見せることのない姿。



なぜ、素直になれないんだろう。

なぜ、可愛くなれないんだろう。


そうやって牽制し、他人に壁をつくり、距離を取り、隔離する。

傷つくのが、こわいから。

拒絶されるのが、こわいから。

好きな人を、失うのが、こわいから。


だったら、はじめから一人でいればいい。

信じなければ、傷つくこともない。

踏み込まなければ、寂しい思いも、落胆することもない。




なぜ、なにもかも、うまくゆかないのだろう。

そう。

私は今のままでは、中途半端な女。

蝶々のように、花から、花へ。

留まる場所は、どこにもない。


華やかなようでも、Cinderellaの魔法。

空虚な、砂上の楼閣。

瞬きの一瞬で、終焉を迎える。



誰かにまっすぐ向きあうことも

誰かに深く愛されることも

望んではいけない、身分なのだと思い知った。



それぞれを、深く、深く愛してやまないつもりだった。

でも、それぞれを裏切っているだけなんだと、気づいてしまった。

人を傷つけるから、人によって傷を負うのは至極当然。



これぞ、Karma。



私は、寂しい女である。

私に群がる男は、寂しい男である。


私は、ただ、そこに身を臥して。

寂しがりの孤虫たちに、その身を蝕まれ、食い尽くされ。

そして、朽ち果ててゆくのだろうか。

残るのは、空虚。饐えたような腐敗臭と、ほのかな体温。

屍は骨だけになり、あとは、ぽっかりと空洞。魂だけが永遠に留まる。

決して満たされることのない、空洞に、巣食う孤独。孤虫症。

虫たちすら、空腹を満たすため。新たな亡骸を探し、去ってゆく。



永遠に、水面に広がる波紋のように。

孤独というその模様は、静かに、静かに、ひろがってゆくのだ。


人なんて、そうそう変われるものではない。

傲慢な自分の虚栄心、驕り。根底にある自信のなさ。

そして、心に潜む深い深い闇。

私は、そのブラックホールに、ただ黙って、堕ちてゆくしかないのか。

孤独は、孤独を呼び。孤虫は、群れる。そして、孤独を助長する。


素直になれず

何も言えず

手も足も出ない私は、その深い闇に蝕まれるしかないのか。


全てを失い、一から出直すことが、できるのだろうか。

いっそ、涙と感情だけ、先に吸い取られてしまえばいいのに。