春の雨。冷たい雫が、薄紅色の花弁を散らし、道行く車を、美しく彩る。
桜も、いよいよ終わりなのだろうか。
いにしえ、桜は不吉な樹木として、忌み嫌われていた時期があったと聞く。
散り行く花を実らせる傍ら、樹木は既に、来年の花へと蓄える。
その幹は、薄紅色の花弁とはかけ離れ、真紅に染まっているのだとか。
それが、人の生き血を吸っているかのような、鮮やかさであったゆえ
世の人々から、敬遠されていたそうである。
花の命とは、なんとも短く儚いものである。
全ての命には、平等に時が与えられ。終焉に向かい、一直線に老いていく。
若さは、全ての人に平等に与えられ、平等に奪われていく。
美しい時は、ごく短いからこそ、その瞬間を、人はいとおしむのだろう。
そんなことをふと思いながら、銀座を歩く雨の一日。
花冷えの冷たい雨。オトナノオンナは、もの思いに耽りがちである。
と。
ガツン
ビターン
雨の路上。突然、転倒。
一瞬、何が起きたのか分からない。
ただ、何かに足元をとられた。地面と接吻。
面接に向かう道中だ言うのに。何とも幸先の悪いわたくしでありました。
↑コレ、今朝の出来事。
そもそも。今朝は、時計を見誤った母に、1時間も早く叩き起こされる。
昨夜は、結局直帰で0時。深夜まで及ぶ想定問答と自己分析。
・・・の最中、午前3時。B型男 さんから、進捗checkと称した酔っ払い電話。
絡まれる。何を言っているのか、分からないが、電話を切ってくれない。
甘えっ子で、聞き分けのない男性は可愛いのですが、何せ、深夜テンパリくん。
普段は、「やれ!やれ!!」とムチを振るうのに、今日は立場逆転。
おかげで、睡眠は2時間に満たなかった。
故に、自分の足元すら、覚束無かったのであろうか・・・?
何とかまあ、役員面接を終えるが、その後の適正診断で酷い目に遭う。
単純計算を1,000問ほど、与えられる。
20分の制限時間内、ひたすら、計算、計算、計算。
これは、おそらく忍耐力と持久力を試されているに違いない。
そう思いながらも、寝不足で集中できず。おまけに、腱鞘炎気味に・・・。
自分の脳の退化っぷりに直面し、愕然とすることしきり。
とぼとぼと、失礼する。
先週から、ようやくAgentと会い始め、転職活動開始。
本日は、一件Interviewを済ませ、出社。
うぅぅぅぅ、眠いです。
しかも、しかもですよ。
春なので。
恋する乙女なので。
髪を切って、女度をあげよう!
などと、色気を出したのがいけなかった。
前回同様、広尾のサロン。
オーダーは、たった2点。後は、お任せ。
1)前髪を久々につくりたい
2)春らしく、バランスのいい頭に
あとは、前回同様。癖をケアし、お手入れ&スタイリング剤不要(おい!)に。
という、いつものお願いでスタート。
途中Figaroをパラパラ、JimmyChooのパブを見て。
NicoleRicciheのイメージ。ボブでお願いします!
と思いつき、リクエスト追加。
シャッ、シャッツ
景気よく切るなあ、
と思っていたところ。
1時間後の鏡の中には。
ニコール・リッチーではなく。
パリス・ヒルトンでもなく。
リンジー・ローハンでも、もちろんない。
ムッシュかまやつ
が、いるではありませんか!!!!!
わたくし、一つ言い忘れました。
お顔周りは、あまり軽くしないで欲しいと。
田舎の、小学生のようであります。
帰宅し、母にも馬鹿にされる始末。
B型男さんにも、「ムッシュ」と呼ばれる始末。
もう、こんな髪型では、
到底、2度目の旅は、先送り必須・・・・・。
そういえば。先日、nikkiちゃんのblogにも、同様の記載があった気が。
ムッシュヘア、もしかして、流行中なの?
兎に角、もはや。髪が早く伸びてくれることだけを祈りつつ。
必要な毛↑と、不要な毛 。乙女心は、げに複雑怪奇。不可解なものである。
いやあああああ