春の暖かな陽光に解き放たれた大気は、空高く舞い上がり。
桜の花を咲き誇らせ、舞う風。 春の嵐。
夜分から降り始めた雨。
深夜の、雷。
春の雨は、嫌いじゃない。ひと雨毎に、暖気を運ぶ。
ひんやりと、すこし水分を帯びた雨音。
いっそ、鬱々としたこの想いも
雨とともに流されてしまえばいい。
雨上がり。見上げた空。プリズムの中に、一筋の虹。
今まで見ていた世界は、がらり、色を変える。
それまでの景色は、急に色を失し。虹の彼方に、手を伸ばしたくなる。
まるで、 私の心のように。冷静さを失し、定まらぬ空。
すっかり、彼のネタばかり。
そろそろ、themeを追加すべきなんじゃないか?と思うほど。
お花見、会議、引継ぎ。慌しく疲れ気味の日々。
彼に電話するタイミングを失し、すっかり凹み。
そんな時、頼りになるのは、女友達。
昨日は、社内GのYちゃんと、DamageSaleで買い物。
Molinariのワンピ、ベラルディのキャミ、Moschinoのスカート、narcisoの靴。
色々買っても、5万に満たない。
あー、あのMoschino coutureのワンピも、買えばよかった。と後悔。
そして、買い物後。筑紫楼にて、フカヒレを食しつつ。
Yちゃんに、ふと尋ねられた。
「ねえね、gluちゃん。彼の、どこが好きなの?」
「・・・・えっと。体(笑)。なんと言っても、美しいんだもの。」
省みると。14歳から30歳近くまで。彼氏のいない時期は、ほぼゼロ。
その長い歴史の紐を解くと、彼氏は運動をしている男、と決まっていた。
わき目もふらず、運動をしている姿に、言い知れぬpheromoneを感じてしまうのだ。
でも、もちろんそれは表向き。(大きな要素ですけれどね)
「後は、才能があって努力ができて、一流である、選ばれし人だから。
腕一本で食べていける人は、男女問わず尊敬するの」
「努力無しにはありえないし、プロだから哲学も尊敬すべき点が多い。
それに触れると、わたしも、上に上にと引っ張ってくれる、見えない力を感じるからさ。」
「そうなのねー。分かる気がする。gluちゃんも職人肌だもんね。」
「あとは、冷たそうであったかいところ。愛想無いけど親切なところ」
「あぁ、そう言うの、女の子は弱いよね。」「そうなのねー。分かる気がする。gluちゃんも職人肌だもんね。」
「でさ、B男さんは、どうなの?」
「彼も、よくわからないけど、一緒にいると素直になれる。向上心掻き立てられるしね。」
「彼は特殊だよね。でも、惹かれるのは分かるかな。向上心強いもんね。」
「じゃあ、さ。彼氏は、どうしてダメなの?」
・・・・・・・・・・・・・・・・
沈黙。
夢が無いから
わたしを、上げてくれないから。
いや、違う。
こたえは、ひとつ。
だって、別の男の人が好きだから。それ以上には、好きにはなれないから。
何だか、わたしって。酷い女。
やっぱり、春の嵐とともに。吹き飛ばされてしまいたくなった。